幼稚園の運動会  2019年10月13日(日)

 

 12日(土)が予定の孫の幼稚園の運動会は、台風接近のため、13日に延期になって開催されました。カメラを持って、孫の為に出かけました。今、非常勤教諭で通っているこぎつね幼稚園の運動会は、4年間一度も参加していません。保護者がたくさん来られるような行事は、できるだけ参加しないようにしています。教育の隙間で、こぎつね達が自然に触れ合う機会が増えるような仕事に徹するようにしてきました。年寄りが出て運動会の手伝いをしている姿は、あまり見せたくないからです。

 孫の通っている幼稚園は、園庭では運動会ができないようなので、近くの小学校を借りて幼稚園の運動会を開催していました。その小学校は家から3㎞ほどなので、歩いて行きました。自分の子どもの幼稚園の運動会以来の、幼稚園の運動会見学です。まず驚いたのは、運動場のあちこちに自分で持ち込んだテントを立てていることです。我が家の近くの幼稚園でもそのような様子であることはなんとなく知っていたのですが、実際その中を移動するとなると、テントの隙間を迷路のように歩かなければいけません。時代が変われば様子も変わるんだなと思いました。自分が勤務していたこぎつね小学校は、もちろんテントは禁止でした。保護者の見学には、椅子席を準備して、座る場所が割り振られていました。

これまでは運動会を進める側だったので、幼稚園の運動会を見ていても、進行や、指示の仕方、挨拶の様子、子ども達の動きなどが気になってしまいました。担任の先生方が若いので、子ども達も先生も、生き生きしています。若い先生はいいなあと思いました。こぎつね小学校の運動会は、運動会当日は、あまり先生が前に立つことはありません。子ども達が全て係を担当し、進行していました。先生は所定の位置で見ているだけで、子どもが考えて進める運動会でした。幼稚園は、子どもが進めるのは無理なので、先生がいろいろ準備をしたり、子どもの先頭に立って歩いたり、一緒にダンスをしたりしていました。若い先生の姿なので、溌溂としていて素敵だなと思いました。

 今日は、孫の写真を撮るために、接写用のいつもの虫を撮影しているカメラではなくて、レンズ交換ができる一眼レフのカメラを持って行きました。遠くで演技や競技をしている孫の姿が撮影できるように、200mm望遠を使いました。開会式、15m走や遊戯、親子体操の写真を撮ることができました。自分の子どもが幼稚園の時は、小学校よりさらに大きい中学校の運動場を使って運動会をしていたので、我が子がどこにいるのか見つけるのがとても難しかったことが思い出されました。よく似た園児達なので、間違って他の子どもの姿を我が子と思って撮影したこともありました。当時は、デジタルカメラではないので、プリントしてから、「誰の写真を撮ったの?」ということになりました。今回は、どこで演技をするのか、どこから走るのかを事前に知らされていたので、なんとか見つけて写真を撮ることができました。

 私学の幼稚園なので、運動会は地域とのつながりを深める行事であり、さらに、園児獲得のためのアピールでもあるようです。挨拶では、衆議院議員、府会議員、市会議員、小学校の校長先生、地域の会長などの紹介がありました。純粋に学習の発表会だけではありません。また、来賓の方と祖父母の方が出る紅白玉入れがありました。私は出なかったのですが、多くの祖父母が出ておられました。健康祖父母の時代なんだと、つくづく思いました。