ヒメバチとマツカレハ 2019年9月28日(土)
近くに住む母の家は、春からずっと外壁塗装をしていたのですが、半年ぶりにやっと周りの黒いネットが取り外されました。15階もあるマンションですが、一階には庭がついているので、花壇の草取りとベランダ周辺の整理をしました。
夕方、久しぶりに大泉緑地に行きました。土曜日なので、いつもは若い人たちがバーベキューをしていたり、走っていたりするのですが、今日は、殆ど人がいません。そうなんです、ラグビーの試合をしている時間なので、ほぼ走っている人はいませんでした。みんな家で、日本対アイルランドの試合をテレビで見ているのです。家を出る時、試合が始まる時間でした。帰ってきた時、残り15分だけ試合を見ました。日本がリードしていました。さらに、キックで点を広げ、最後、ボールを奪ってゴール手前まで走る姿も見ることができました。日本が勝ちました。消費税の値上げのニュースばかりでしたが、明るいニュースとなりました。
昼間、庭の花の整理をしている時、あまり見たことのない昆虫を2匹見つけました。ヒメバチの仲間とマツカレハです。ヒメバチは、触覚の先が白く光っていて、特別な昆虫に見えたのですが、くわしく種類までは分かりません。
「ヒメバチは、膜翅目(ハチ目)細腰亜目(ハチ亜目)ヒメバチ科に属する寄生蜂の総称。甲虫や他のハチ、チョウの幼虫や蛹を主な寄主として利用している。非常に大きなグループで、世界で約15000種が記録されており、未記載種などを含めると60000種から100000種を超える種が生息していると考えられている。ヒメバチの成虫は一般的に細身のハチのような体型をしているが、その体長、体色、体型などは非常に多様である。多くのヒメバチは、メスが膜翅目、甲虫目、鱗翅目、双翅目など完全変態昆虫の幼虫や蛹、クモの成体や卵囊などに産卵し、幼虫はそれらに捕食寄生する。植物組織内や繭内など何かに覆われた中にいる寄主に産卵するため、多くのヒメバチのメスは、腹端から突出した長い産卵管をもっている。幼虫は細腰亜目の他の種と同様の形態を取る。幼虫が成熟すると、寄主の体内、あるいはすぐ近傍で繭を作って蛹になり、羽化して成虫となる。」
「マツカレハは、チョウ目カレハガ科に属する昆虫である。幼虫は、マツケムシと呼ばれることがある。日本全国およびシベリア、樺太、朝鮮半島に分布する。成虫は翅の開張が70 - 90mmになる。全体に褐色で、前翅にはまだら模様があるが、個体によってかなり異なる。幼虫は背面が銀灰色で腹面は金色になり、背面に藍黒色の長い毛を密生する。胸部の毛には毒針毛がある。頭部付近に毒針毛の束を2束持っており、この束は刺激を受けると膨らむ。また、繭には幼虫の時にもっていた毒針毛が残る。終齢幼虫は約65mmで大型になる。成虫には毒針毛はない。幼虫は、アカマツ、クロマツ、ヒマラヤスギなどを食草とする。時には大量発生し、食害するほどになることがある。冬季に松の幹に藁でできたこもを巻くこも巻きは、古くからこの種を駆除する方法として行われた。」
写真は、「こぎつねさんぽに出かけよう」のブログに載せるようにします。