『新しい自分に出合える「散歩」ノート』を読む 2019年9月15日(日)
中川庸子『新しい自分に出合える「散歩」ノート』2003年ホーム社を読みました。自分も「さんぽ」ノートの記録を昨年の2018年2月11日から書き始めていて、昨日の中山道「山科~瀬田」の記録が216番目となりました。中川さんは、どんな書き方をしているのか、どんなところを散歩しているのか、どんな歩き方をしているのか、気になったので読んでみました。
万歩計をつけて歩いていて、距離を記録されていました。ここは一緒だなと思いました。子どもと夫を含めて「歩き部」を結成して、そこに友達や近所の人を巻き込んで歩いていますが、基本一人で歩くことが多いようです。中川さんは東京に住んでいるので、青山、渋谷、築地、人形町、千駄木、銀座、皇居一周など、行先には苦労されていません。東京なので、有名人にも時々出会うと書いていました。村上春樹さんが走っている姿を見たというのは、東京散歩ならではのことだと思いました。食べ歩き、買い物などを目的にして歩いていたり、また、歩くことを目的にコースを決めて歩いていたりされています。歴史や地理を調べて、それを確かめるために歩くことも楽しいと書いていました。本を書くという目的もあるので、歩くこと自体が仕事につながっています。
中川さんは、毎年イタリアへ行っていて、例えばフィレンツェに2週間程連泊して、毎日万歩計を付けて、街の中をあちこち歩き回るというような歩き方をされていました。歩きながら移動の旅をしていく場合は、次のホテルの予約などが気になるのですが、このような一か所に連泊しながら、何日もかけて街の隅々まで歩きまわる方法は、一度真似をしたいと思いました。
記録は、入場券やレシートやチラシなどを、ファイルノートにランダムに貼っていくようにしていました。整理をして貼ると時間がかかるので、その日のうちに、順番は気にしないで、どんどん貼っていく方法でした。これもいいなあとは思いましたが、でもすぐにかさばってくるので、写真に撮っておく方がいいなとも思いました。何でもデジタル保管がいいということは、最近特に思っています。
昨日は山科駅から歩き始めるため、朝6時の電車に乗り、7時38分に着くまでに1時間30分も本が読めました。遠くへ歩きに行くときは移動には時間がかかるのですが、本も読めるということを発見しました。この中川さんの本は、図書館で借りる時に少し読んでいて、昨日の移動時間で読んでしまうことができました。電車で行く散歩の場合は、必ず本を持って行くようにします。昨日は、ノートパソコンもリュックに入れていたのですが、使わなかったので重たいだけだったなと反省しました。まだ、遠くへ散歩に出る新米なので、これから準備やコース選びができるようになっていくと思います。朝早く出ると、かなり遠くの場所の散歩ができることが分かりました。現地を7時30分ぐらいから歩き始めて、12時過ぎに歩き終えて帰ってくるのがいいなあと思いました。
中川さんの本を読んでいて、雨でも歩くというのが書かれてあり、それは凄いと思いました。雨の日は、つい出歩くのが億劫になりますが、濡れて帰って乾いた服に着替えた時、とても気持ちがいいので、雨に負けずに歩きに出るということでした。これは、その通りだと思います。家の近所の人も、雨でも風でも、毎日かかさず、近くの大きな公園を一周している人がいます。膝を痛めておられたのですが、2年間実行すると治ってしまったということでした。また、仕事をしながら週末登山をされている人の本を読んだ時も、雨でも予定通り山に行くと書かれていました。危険な山はそんなことはできませんが、近くの山の場合、雨の装備をきちんとして、予定通り歩きに行くそうです。それはそれで、新たな自然が発見できるということです。やり続けている人は、雨で予定を変えたりしていませんでした。