歩き旅の方法  2019年8月31日(土)

 

 図書館には、2か所通っています。一つは、大阪市立中央図書館です。膨大な本があります。もう一つは、歩いて10分の所にある堺市北区図書館です。どちらも2週間で返却しなければいけないので、一週間に一度図書館に行くことになります。本はたくさん借りても読み切れないので、2~3冊にしています。最高15冊も借りることができるようです。一週間に3冊読むというのが、今はいいペースです。二か所の図書館を使い分けているのは、本を探す場合は大阪市立中央図書館が最適で、近くの堺市の図書館には涼みに行くという目的と、たまたまの出合いで本を見つけるために行きます。以前は、本を見つけるには、図書館ではなく本屋を利用していました。JR難波のジュンク堂と堺天牛古書店の、二つの本屋に常に行っていました。現在の二つの図書館と同じように、本を探すためのジュンク堂と、出合いを楽しむ堺天牛書店として、本屋も使い分けをしていました。

 秋には、歩き旅を始めたいと思います。心配性なので、まずは宿泊地を先に予約して、その宿泊地に向けて一日目は、適当な駅から20㎞ほど歩くとよいのでしょう。そして翌日は、再び20㎞ほど歩いて、どこか目標にする駅まで歩くというのが、私の性格にはベストの歩き旅かなと考えるようにしました。一泊二日で、40~50㎞ほどの距離を何度かこなしてみると、歩き旅に自信が付くと思います。一日ではとても歩けないような距離を一泊二日でこなせるようになると、また次の境地に入るのだろうと思います。続く、二泊三日にも挑戦できるのかもしれません。

 このように歩き旅を考えると、今の車の旅行がこの方式でした。宿泊地を先に決めてから、一日目に行くところ、二日目に行くところと、後で行先を決めていました。歩き旅は、ロングトレイルや○○古道などの本を読んでいるので、先に歩くコースを考えてしまい、宿泊する場所を決めるのが億劫になり、なかなか計画を前に進める決心がつきませんでした。この宿泊地を先に決める方法なら、もしかしたら今年の秋には、月に1、2度の、歩き旅が実現しているかもしれません。

 これまでの歩き方を思い出してみました。毎月一回、三ノ宮駅近くで10時から研究会があった頃、家を朝6時に出て、いろいろな駅で降りて7時30分から2時間歩きを楽しみ、その後10時からの研究会に合流していました。神戸空港から三ノ宮へ歩いたり、臨海部分の海岸線に沿って歩いたり、西国街道を歩いたり、武庫川の海辺から甲子園浜などの臨海部をつなぐ橋をいくつも渡ったりしました。布引の滝へも行きました。朝から2時間歩くだけで、神戸の海岸周辺にかなり詳しくなりました。

 また、東京の本郷で会議がある時は、品川駅や東京駅で新幹線を降りて、いろいろなコースを歩いてから会議に参加するようにしていました。東京へ行く度に、皇居の周り、上野公園周辺、銀座周辺、神保町周辺、渋谷周辺、新宿周辺、築地周辺、浅草周辺、品川周辺、巣鴨周辺、目黒周辺、六本木周辺、日本橋から東京駅までの東海道など、いろいろ歩いていたことを思い出しました。まだ「さんぽノート」を書き始める前のことなので、惜しいことに記録が残っていません。どこか、一か所が決まるだけで、そこを中心に歩くコースがいろいろ広がりました。会議の場所が決まっていたり、泊まる場所が決まっていたりすると、その周辺を2時間10㎞ほど歩くことで、道を覚え、景色を楽しむことができました。東京へ行くときは、ほぼ同じホテルに泊まるようにしていたのが安心要素だったと思います。

 これから、京都や金沢や名古屋や信州などに、拠点になる清潔ですっきりとした宿泊地を決めると、そこを中心に歩き旅が広がるような気がしてきました。