台風の一日  2019年8月15日(木)

 

 台風10号が豊後水道を北上し、広島を通過していきました。三重県、和歌山県、高知県、徳島県は、雨がずっと降っていますが、大阪の昼間は、時々雨が降るというような天気でした。午前中は、買い物に出ることもできました。今回の台風10号は、中心から東側に大きな雨雲を持っていて、それらがかかる、四国や紀伊半島の南東斜面に1000mm近くにも達する雨を降らしました。大阪では、昨年の21号のような強風は吹きませんでした。雨は、15日の夜になってから降り始めて、翌日の朝までかなり降っていました。長く雨が降らなかったので、植物も潤ったと思います。

 室戸岬や潮岬の海が大荒れでした。徳島県の川と、紀伊半島の熊野川が、堤防ぎりぎりまで水量が達していましたが、大きな災害に至りませんでした。よかったです。一日中テレビをつけっぱなしでした。時々雨が降るので窓を開けることが出来ず、気分が滅入る一日でした。本を読んでいれば良いのですが、なかなかそれも進まない一日でした。

 メモを常に書いている人の事をテレビで紹介していました。子どもの頃から、メモ帳にメモをずっと書き続けている80代の女性です。有名なイラストレーターで、雑誌にも連載を持っているようです。気付いたことや見たことや考えたことを、常にメモをして、そのメモ帳は子どもの頃から全て保管しているということです。すごいなと思います。作家もそうなのですが、常に書くということは、学び続けることです。私も、いろいろな学習をこれまでしてきて、さらに、本も膨大な数を読んできているはずなのですが、全て抜けて行っています。それらを常にメモしながら、書き残しながら習得してきていると、どれだけ賢くなっていただろうといまさらながら思います。メモは大切です。

 昨日の夕方、お隣の3年生の女の子と、幼稚園児の弟が、二人だけで散歩をしていました。姉はメモ帳を持っていて、犬のいる家をのぞき込んで、何かメモをとっています。自転車で横を通り過ぎたので、何をしているのか声をかけられなかったのですが、メモ帳を首にかけていて、文字を書いている様子でした。かつて、小学校の担任をしている時、遠足や地域探検などのお出かけの時、メモ帳を子ども達に持たせていて、常にメモを書くようにさせていたことを思い出しました。1年生の子ども達のメモでしたが、そのメモ記録を活用して書かれる日記のすごさには、本当に驚かされていました。