石の自由研究のお手伝い 2019年8月14日(水)
今日は、労災病院に行って、MRIを撮りました。二回目ですが、あまり気持ちのいいものではありません。頭を固定され、顔の上からカバーをされて、狭い空間に寝たまま入れられて行きます。しばらくすると、大きな音が回りから聞こえてきます。死んで棺桶に入れられると、こんな感じなのかなと感じました。そう思うと、周りから聞こえてくる大きな音が、お経のように思えてきます。さらに、造影のための薬剤が血管から注入されると、体の中から一段と気分が悪くなってきます。毒が回って、いよいよこのまま死んでしまうのかなと想像が膨らみます。閉所恐怖症の人の気持ちも分かるなと思いました。
明日の15日、台風が日本列島を通過するので、台風対策をしました。まず、家の横の幅1m、深さ50㎝ほどの側溝の掃除をしました。日頃、水は全く流れていないのですが、雨が降り続くと水路となります。台風が近づく前に、雑草を抜いたり、落ち葉の掃除をしたりしました。我が家の横から凾渠になるので、その入り口に物が詰まると、周りに水があふれる可能性があります。今まであふれたことは無いのですが、今回は大雨という情報があるので、きれいに掃除をしました。
次に、公園で咲かせているヒマワリに、支柱を立てました。5本育っていて、ちょうど花が開き始めたところです。少しでも風が吹くと倒れてしまいそうなひ弱なヒマワリですので、支柱をそれぞれに付けました。台風の風に耐えてくれるのでしょうか。その次は、我が家の植木鉢を、玄関の中に取り入れました。昨年の台風の記憶があるので、できるだけたくさんの植木鉢を避難させました。アサガオは、門の支柱に巻き付いているのでこれは引っ越しが出来ません。
昨年の台風21号の西風は、駐車場のシャッターにまともにぶつかっていました。シャッターを両側で支えるネジが、もう少しで取れてしまいそうな危険な状況でした。屋根の修理の時に、シャッターの支柱の留めネジも、頑丈なものに付け替えてもらいました。屋根は、壊れてから8か月後の、4月に修理をしてもらいました。「再び風で飛んでしまわないように、できるだけ頑丈に付けてください。」と、何度もお願いをしました。風で瓦が飛ぶと、自分の家が壊れるだけでなく、周りの家にも迷惑をかけます。あちこち謝りに回らなくてはなりません。一度怖い目に合うと、慎重になります。可能な限りの台風対策をして、台風の雨と風に備えていきたいと思います。
今日は、お隣の3年生が自由研究にしたいと、大阪の岬町近くの海岸で拾ってきた石ころを持ってきました。自由研究にまとめたいということなので、石に名前を付けるだけでなく、大阪周辺のどの山から、これらの石が流されてきて、この海岸にあるのかをまとめると面白いよと伝えました。一番多くあった小石は、堆積岩の砂岩と泥岩でした。これらは、和泉山脈から、流されてきたものだと伝えました。この和泉山脈の堆積岩は、1億年ほど前、海の中で砂や泥が堆積してできた和泉層群と呼ばれている地層が削られたものです。花崗岩もありました。花崗岩は、金剛山や生駒山で見られる火成岩です。花崗岩は、マグマが地中深いところでゆっくり冷えてできた岩石です。金剛山から川の働きで流れてきたとは思えないので、もしかしたら近くの堤防に使われている花崗岩のかけらかもしれません。チャートも数個ありました。大阪平野を造る大阪層群という地層の中の小石です。大阪層群は、200万年ぐらいまえに堆積した地層です。大阪層群の中のチャートは、元々は、丹波の方から運ばれてきて古い時代にできた小石です。レンガやブロックもあります。これらは、現在の建物などのかけらです。サンゴは、紀伊水道の沿岸流が運んできた、南の海からやってきたものです。結晶片岩が1個だけありました。岬町の海岸で拾ってきた石の中では貴重なものです。中央構造線の南側でみられる変成岩なので、この石は、紀の川を流れ下った結晶片岩が、サンゴと同じように沿岸流で流れ着いたものかもしれません。
堆積岩、火成岩、変成岩が揃っているので、岩石の学習にもなるし、大阪周辺の地質の学習にもつながります。どのようにまとめるのかは、お隣の子どもの工夫によります。頑張ってほしいなと思いました。