もうすぐ晴歩雨読は500号 2019年8月9日(金)
8月20日には、晴歩雨読が500号になりそうです。何度か、切りのいい号数の所で、それまでの晴歩雨読を書き始めた経緯を整理してきているのですが、今回も、500号を間近にして、今一度、整理しておきたいと考えました。自分の記憶の更新のために書いておきます。
晴歩雨読を書き始めたのは、小学校を退職する半年前の夏からでした。その後3年間は、月に数回、時々書いてきたのですが、昨年の夏から、ほぼ毎日書くようにしてきました。昨年度は、まだ、大学の講義にも行っていたので、資料作りと合わせて大変でしたが、なんとか続けることができました。今年の3月からは、大学の資料作りも終えたので、書くのは晴歩雨読だけとなりました。
小学校の先生の頃は、年に5回の研究誌の文章や、学級だより、学年だより、専科教諭の時は理科便り、管理職の時は学校だよりなど、とてもたくさんいろいろな文章を書いてきました。退職前になると、退職後は書く機会がなくなるなと考え、在職中より晴歩雨読という書く手段を考えました。退職すると、晴歩雨読を書きながら、のんびり生活をしようと思っていたのですが、退職後3年間は、午前中の幼稚園の勤務をしながら、午後から大学の非常勤講師を数校、掛け持ちをしていて、資料作りに追われる毎日でした。
退職後2年目の夏に、大学の講義の時の資料作りに便利なように、これまでのいろいろなお便りや論文を全てブログに入れてしまおうと思い、「きつねTのこぎつねだより」を始めました。約半年間で、可能な範囲のお便りと論文を、ブログに掲載できました。3年目の大学の資料作りでは、在職中に自分の書いた文章の全てを、ブログ内で検索をしながら活用できるようになり、とても便利でした。これは、画期的なことでした。さらに、本棚に並べていたプリント類のファイルの断捨離にもつながりました。
これまでの文章の多くをブログに掲載したので、3年目の4月からは、そのブログに晴歩雨読の文章を、毎日一つずつ掲載することにしました。昨年の8月ぐらいになって、これまで書きためてきた晴歩雨読の80号ほどのストックが残り少なくなってきました。そこで、昨年の8月からは毎日、晴歩雨読を書いて、数日遅れぐらいで掲載するようにしています。大学の講義は全てお断りしたので、今年の3月からは、文章を書くのは、この晴歩雨読だけとなっています。
退職の半年前から、文章を書く場所がなくなる不安から、時々書き始めた晴歩雨読が、さらに大学の非常勤講師をやめる半年前からはほぼ毎日晴歩雨読を書くようにしてきています。その結果、完全に大学を終えた今も、書き続けることができています。晴歩雨読を書くことは、これまでのお便りや論文や大学の講義資料のように、仕事にはつながりませんが、今は、自分の趣味として、文章から離れない取り組みとなっています。この晴歩雨読は、読書記録や歩く記録や観察記録や日記にもなってきていて、さらに、これまで携わってきた教育のまとめにも、なっているのではないかと考えます。本を書こうなどとは一切思いません。自分の考えを毎日少しずつ書いて、少しずつ発信していくことができるブログは、とてもありがたい手段です。
文章を書いている間は、考えている時間です。頭が退化しないように、筋トレのつもりで続けようと思っています。千日回峰行では、500号は折り返し地点です。満願まで、頑張りたいです。