高速道から見える山々 2019年7月17日(水)
今日は、お墓参りに、車で遠くまで行きました。朝早く家を出て、高速道を2時間以上も走りました。お墓が遠くにあるので、年に一度しか行けていません。帰り道の中国自動車道で渋滞にあいました。トラックが横倒しになり、3車線のうち2車線をふさいでいたので、4㎞の渋滞をのろのろと走りました。
兵庫県の山の間を縫うように中国自動車道、舞鶴若狭自動車道は付けられています。周辺は全て山です。以前ネットを見ていると、兵庫県の全ての山を登っている人がホームページを作っていました。兵庫県の山は、信州のような急峻で山々ではないのですが、それでも一つ一つは、平地から登れば500~1000mはあります。すごい数の山を、順番に全て登っておられました。車から見える山々を見ながら、どこから登るのだろう、頂上からの見晴らしは良いのだろうか、登山道はそれぞれの山についているのだろうかなど、考えました。
花崗岩の山が多いので、山頂につながる尾根沿いに、大きな岩がいくつも重なってできているところもあります。恐竜の背中のように見える尾根です。かつて、そのような岩登りが大好きな人が書いた本を読んだことがあります。岩場が連なっている尾根ばかりを探して登っている人たちです。ロッククライミングの技術を持っている人達で、仲間と共に、人が普通は通らないような岩尾根の新ルートを歩くことを楽しみとしていました。高速道から見えている岩が連なっている尾根道も、そのような人たちは、歩いているのかなと思うと、山登りは、自分の技術に合わせて、どこででも楽しめるんだなと思いました。
家に帰ってから、曽爾高原に行ったときにもらったパンフレットを見ていると、お亀山(849m)から南へ長尾峠を越えて後古光山(892m)、そして古光山(953m)を通る「ぬるべの山巡りコース」の紹介が載っていました。古光山の山頂周辺は、「急斜面・危険・歩行注意」と、赤字で書かれていて、コース案内には上級コースとあります。実際、自分が歩いていないので、どのように危険なのか分からないのですが、切り立った細い尾根道で岩場の所は、怖くて歩くことはできないなと思います。他にも、曽爾高原には、兜岳や鎧岳があり、その頂上周辺も「急斜面・危険・歩行注意」の案内が書かれています。中高年の登山者が増えていて、滑落して亡くなっている人も多いと報道されています。自分の体力、筋力、持久力に合わせて、歩くようにしないといけません。若い頃の柔軟な体ではないので、危険な場所には近づかない、無理だと思うと引き返すようにしなければいけないと思います。
私は、山々を歩くのではなく、山々の合間を縫うようにつながっている、街道歩きがいいかなと思います。街道歩きの場合は、滑落することはないので安心です。