車に乗ること  2019年7月11日(木)

 

 車を持っているのですが、あまり車を使わないのでバッテリーが上がってしまいそうです。大阪に出るには電車の方が便利だし、近くのお出かけは歩く習慣がついているので、数キロ以内なら何処へでも歩いて出かけます。運動不足にならないように、できるだけ歩くようにしてきているからです。

 一方最近、山へ行く準備を着々と進めています。地図をコピーして、行ってみたい所をピックアップしてきました。地図が整い始めたので、これからは、山の近くまで車で行って、山歩きをしたいなと思います。登山には自信がないのですが、リフト、ゴンドラ、ケーブルカー、ロープウエイのある山を主に探しています。また、頂上近くまで車で行くことができて、頂上周辺を歩くことが出来る山がいいです。

 

 『トレイルズ』(ロバート・ムーア著)を読んでいます。ロングトレイルを歩いている人たちの様子や、歩くことの哲学を書いた本です。彼のいうトレイルは、舗装道路は含まれていません。自然の中を通る地道のことをさしているようです。細長い国立公園というような、自然保護された環境の中を歩き続けることができるルートです。山と山をつなぐ道なので、大阪の近くでは、二上山・葛城山・金剛山・岩湧山・槇尾山をつなぐダイヤモンドトレイルをイメージするとよいのかもしれません。私にとっては、大阪周辺のこれらの山々でも、一つ一つがかなりの登山です。そんな道が3500㎞もつながっているのがアパラチアントレイルで、5か月ほどかけて歩き切る人たちがいます。3500㎞とは、山口県から出発して青森へ行き再び山口県へ戻ってくる距離になるようです。

 少し前に調べたのですが、日本にも、ロングトレイル協会ができていて、日本各地にロングトレイルが整備・登録されてきています。私は、テントや寝袋や食料など20㎏を越える荷物をかついで、ロングトレイルを何日間も続けて歩くことはできません。日本各地の素晴らしいトレイルの近くまで車で行って、少しずつ歩くことができるといいなと思います。日本のあちこちのトレイルの良いところを少しずつ見てみたいと思います。街道歩き、古道歩きもロングトレイルと私は思うのですが、これらは現在では全て舗装道路になっているので、ロングトレイルの定義には入りません。奈良の「山の辺の道」も、春日大社から桜井までの長くつながった古道ですが、殆どが舗装道路になっています。とても歩きやすくて、私にとっては理想のロングトレイルです。電車路線に沿っているので、短く区切りながら何回かに分けて歩くことができました。

 

 車で出かけて行って山歩きや街道歩きをすると、車の置き場所に悩んだり、置いた場所に戻らなければいけなかったりするので不便です。車の置いた場所まで電車を使って戻ることになるのなら、最初から電車で行けばよいとつい考えてしまいます。紀州街道や熊野街道を歩いた時は、車を使いませんでした。しかし、車を持っているなら、交通費を考えると、上手に使うと安くなります。また、山登りの場合は、電車の駅からバスを使わなければ登山口に行けない場合が多いので、それなら車で行く方が便利な場合があります。

 せっかく車を持っているので、上手に車を使いながら、歩き生活を広げていきたいです。