本を読む  2019年7月10日(水)

 

 昨日は、体調がよくないので、家でじっとしている時間を多くしました。朝から図書館に1時間ほど行ったのと、午後から耳鼻科の医院に1時間ほど行った他は、ほぼ本を読んで過ごしました。左の耳が詰まったような状況なので、テレビの音も聞き取りにくく、部屋で本を読むのが一番よい暮らし方でした。

 部屋は、先週の整理で、床の上に横積みになっていた書類や冊子を全て片付けたので、スッキリしています。また、あちこちで本が読めるように、形の違う椅子を4か所に置いています。その時の日差しの入り方や、風向きなどによって、場所を変えながら読書ができました。本棚に挟まれた奥の隅っこ、バルコニーのすぐ前、スタバのような小さな机の前、パソコンを置いている大きな机の前などです。部屋がスッキリすると、あちこちに椅子を置くことで、本を落ち着いて読むことができます。部屋は、やはり整理が大切だなと思いました。隅っこの椅子が落ち着きます。

 昨日は、村上春樹さんの短編、『パン屋再襲撃』『図書館奇譚』と、加藤則芳さんの『ロングトレイルを歩く』を読みました。また、最近持ち歩いて読んでいるロバート・ムーアの『トレイルズ』も少し読み進めることができました。これはとても厚い本なので、なかなか進みません。しかし、内容がとても興味深く、また書いている人が海外の人なので、新しい視点があちこちにあって、読み進めることができています。

 家で読むときは、後で書き出したいことがある場合は、付箋を貼りながら読んで、後で一気にそれをノートに書き写すようにしています。駅の待ち時間や、電車の中で読む場合は、しおりとして挟んでいるB6版のカードに、後でもう一度みたいページや言葉を、ペンでメモをするようにしています。

 加藤則芳さんは、日本にロングトレイルを紹介された人でした。アメリカのアパラチアントレイルをはじめ、あちこち海外のトレイルを歩いてこられています。そして、日本にロングトレイルの整備に向けて力を尽くしてこられました。中学生の頃から、友達と数日かけての山歩きをしていた人でした。角川出版で10年間、その後、ペンション経営を10年間して、ペンション経営をやめて文筆家として、山歩きやトレイル歩きの生活をされながら本を書かれていました。

 

<加藤則芳さんの著書>

・『ぼくのペンションは森の中』 1983

・『八ケ岳の森から』 1990

・『森の聖者 -自然保護の父ジョン・ミューアー』 1995

・『ジョン・ミューア・トレイルを行く ―バックパッキング340キロー』 1999

・『日本の国立公園』 2000

・『森の暮らし 森からの旅』 2002

・『メインの森をめざして -アパラチアントレイル3500キロを歩くー』 2011

・『ロングトレイルという冒険 -歩く旅こそぼくの人生―』 2011

・『自然の歩き方50 -ソローの森から雨の屋久島へー』 2011