久しぶりの村上春樹  2019年6月26日(水)

 

 昨日、大阪市立中央図書館へ行った時、村上春樹『サラダ好きのライオン 村上ラジオ3』2012年を借りて、読み始めました。村上春樹さんの本はほぼ読んでいるのですが、この村上ラジオシリーズは、読んでいませんでした。いつものように、文章がすっと目に入ってきます。いくらでも読み続けることができます。他の本は、読んでいてもなかなかそのような感じにはならないのですが、村上春樹さんの文章は、内容というよりも文章に引き込まれます。少しの隙間の時間でも、本を出して読んでみたくなります。この本は、村上ラジオ3なので、まだ少なくとも1、2があるはずです。続けて借りてみたいと思います。たまに村上春樹さんの文章を読んでいないと、自分の文章が、がさつくなっていきそうな気がします。

 幼稚園は、プール遊びが始まりました。朝、9時過ぎから入るので、水が冷たいようです。私は陸上からの監視をしているので、その冷たさは分かりませんが、ちょっと辛そうです。小学校の時もそうでした。朝の1、2校時のプール水泳は冷たくていやでした。

 幼稚園の子どもの活動がすごいです。石にこだわっている子どものご家庭は、黄鉄鉱を採集に行かれていました。また、他のご家庭ですが、宇陀の方で、ザクロ石を探してきたこぎつねもいました。たまたま、両方とも知っていたので良かったのですが、その行動力には感心させられます。貝の標本を作ってくるこぎつねがいます。アリの飼育を始めた子もいます。子どもの力、保護者の教育力は、凄いものがあります。たまたま、幼稚園の帰り道で出合った親子ですが、「きつね先生、室戸のジオパークに行ってきました。この子が興味を持っているので、他のジオパークにも行こうと思っています。」と、話をされていました。昨年、室戸のジオパークに行っていて、最近また、山陰海岸のジオパークにも行ったところなので、話が盛り上がりました。こぎつね家族に負けないように、フィールドワークを進めようと思います。丹後半島、玄武洞あたりはすでに行ったので、次は、城崎温泉より西側の山陰海岸ジオパークに行きます。昨日調べたロングトレイルの一覧の中に、その地域の地図があったようなので、それらをプリントアウトしておこうと思います。

 話は戻るのですが、村上春樹さんは、短いエッセイを書く時、先にテーマを書き出しておくようです。村上ラジオ3の44編を書く時は、先に44編のテーマを準備して、1週間に一度のペースで連載を書いていくということです。また、短編集を書く時は、例えば12篇と決めると、先に12編分のテーマを決めると書かれていました。村上春樹さんは、そういう計画的な書き方をされています。本当に、師匠です。