熊野三山 2019年6月7日(金)
熊野古道、熊野三山を紹介するテレビ番組をNHKでしていました。世界遺産に指定されて15年が経過したようです。昨年の4月ごろ、熊野街道を天満橋から歩いて、和泉山脈を越えて紀の川の手前まで、何度にも分けて歩きました。その先は、日帰りでは難しくなったのでストップしたままになっています。テレビ番組を見て、熊野古道を通って本宮まで歩きたいと思いました。
テレビ番組を見ていると、熊野古道を多くの人が歩いています。外国の方も各国から来られているようです。近くの大阪人が躊躇していてはいけないなと、番組を見ていて思いました。熊野古道は、滝尻王子から本宮までの中辺路と言われる道を歩きます。距離は38㎞ほどあるので、途中どこかで一泊する必要があります。距離が長いので、一泊をどこでできるのかをしっかり確かめておきたいと思います。
▼古代から中世にかけ、本宮・新宮・那智の熊野三山の信仰が高まり、上皇・女院から庶民にいたるまで、多くの人々が熊野を参詣しました。「蟻の熊野詣」と例えられるほど、多くの人々が切れ目なく熊野に参詣したと伝えられています。田辺から熊野本宮に向かう中辺路(なかへち)、田辺から海岸線沿いに那智・新宮へ向かう大辺路(おおへち)、高野山から熊野本宮へ向かう小辺路(こへち)が、「熊野参詣道」として世界遺産に登録されています。最も多くの参詣者が歩いたとされる熊野参詣道・中辺路。その難行苦行の道のりを終え、最初にたどり着くのが熊野本宮大社。最初に熊野本宮大社を望む「伏拝王子」の名は、やっとたどり着いた熊野本宮大社を伏して拝んだ、との由来からと伝えられています。本宮町内には、熊野本宮大社、熊野本宮大社旧社地 大斎原、熊野本宮大社の神域の入口とされる「発心門王子」などがあり、初心者でも手軽に歩ける熊野古道ウォークコースがあります。
かつて本宮、新宮、那智は、行ったことはあるのですが、テレビ番組を見ていてしっかり見学できていないことがわかりました。まずは、車で熊野三山へ行こうかなと考えました。車で行くとすぐなので、歩きコースの資料集めをかねて出掛けてみることを決心しました。