自遊人になる? 2019年6月1日(土)
5月30日に、締め切りのある原稿を提出して、これで時間に追われる仕事から全て解放されました。やっと自由の人になれたような気がします。幼児番組の「花カッパ」のアニメに出てくる花カッパ君が、「今日は何して遊ぼうかな」といいながら家を出かけていく姿とよく似ている状況になってきました。これまで経験したことのない自遊人の生活になります。小学校の理科の先生、そして管理職をしている頃は、朝の5時45分から夜の9時頃まで、ずっと仕事モードで生活をしていました。子ども達と学習を進めるメインの仕事以外にも、出張指導や講演も多く、常に論文を書いたり、資料を作ったり、教科書の原稿を書いたりしていて、生活の時間が全て周りの計画の中に組み込まれているような状況でした。小学校の副校長を終えて退職してから3年間は、大学の非常勤講師をあちこちから依頼されて、大学教育の経験もさせてもらいました。5校ほどの大学の講師をしました。それらは予想以上に、資料作りに追われる生活でした。毎回全員の学生のノートに目を通し評価をして、その評価を一覧表に転記し、さらに毎週6ページほどの資料を作りました。3年間5校で、配布資料を1000ページほど作ったと思います。かなり過酷な3年間を過ごしました。しかし、おかげでこれまでの小学校教育をまとめることができました。
昨年度で、大学の講義をすべてお断りして、今年は週2日の幼稚園勤務だけにしました。資料を毎週作らなければいけない締め切りから解放されました。大きなストレスがなくなりました。園児たちは、可愛いです。
5月末に、最後の締め切りのある原稿を提出して、6月から週休5日の生活が始まります。本当に、初めての自由な生活が体験できます。教師38年間、その後の大学+幼稚園の3年間が終わり、やっと自分で時間を使えるような生活になりました。忙しく仕事をしている時から「自遊人」という季刊誌が本屋にありました。その表紙の文字を、いつもあこがれをもって見ていました。自遊人になって、幼稚園の勤務をあと1年だけさせてもらおうと思っています。
家にいる時間が多いので、それなりに次々と用事はあるのですが、大きな出来事ではありません。本を読んだり、文章を書いたり、歩きに出たり、登山をしたり、自然観察をしてブログに記録をしたりと、自由に使える時間がたっぷりあります。それらは、しなくてもいいことですが、していて自分にとって楽しいことです。テレビを見る時間を最小限にするということに注意をして、時間を有効に使いながら自遊人の生活を楽しみたいと思います。この「晴歩雨読」の記録と、「こぎつねさんぽ」の自然観察の記録は、続けていきたいと思っています。
令和元年から、自遊人がスタートします。どんな生活になることやら。