お隣の3年生・年長さんと石の分類をする  2019年5月9日(木)

 

 隣の家のお子さんは、3年生と幼稚園年長さんです。最近、庭の花の世話をしていると近くに来て話をするようになりました。これまでは、朝の6時前に家を出て、夕方8時を過ぎてから帰ってくる生活をずっとしてきていたので、顔を合わせることは殆どなかったのですが、ほぼ家にいる生活になると、近所の人たちや子ども達の顔も少し分かってきました。

 そのお隣の二人が、「公園で石を見つけたの」と、小さな容器に入れて持ってきて見せてくれました。「何ていう石か分かるかな?」「分からない」というので、「石の種類を教えてあげようか?」と、家の前に机を出して、そこで石の分類を一緒にしました。これは、こぎつね幼稚園で、こぎつね達としている活動と一緒です。「きつね先生、この石なんですか?」と聞きに来るこぎつねが、小さなビニル袋とマジックを持ってきて、そこに名前を書いて入れていく方法を真似するようにしました。

 まず、石をきれいに洗いました。次に、机の上で一緒に分類しました。3年生のお姉さんに石の名前を告げて、鉛筆でラベルに書いてもらいます。そのラベルを自分でビニル袋に貼って、石を入れていきました。幼稚園年長の弟の石も、お姉さんにラベルは書いてもらい、袋に入れるのは自分でしてもらいました。砂岩、花崗岩、軽石、結晶片岩、大理石、チャート、セキエイ、セメントのかけら、等がありました。小さな袋に入った石を、それぞれ小さな箱に入れてあげました。翌日お母さんと出会った時、お礼と共に、「家で図鑑を出して調べていました」と言ってもらえました。名前が分からないと、調べようのないのが石です。自分自身も子どもの頃、石の図鑑を持っていたのですが、石の図鑑はどうも詳しすぎて、自分の持っている石がどの石なのか結局分からないという状況でした。大人になって岩石学を学ぶようになっても、砂岩と安山岩の見分けがつかない、泥岩と玄武岩を間違うというようなこともよくあることです。ちょっときっかけがあった方が、調べるのが楽しくなると思うので、石の名前を付けてあげるのはいいかなと思っています。こぎつね幼稚園の園児にも岩石名を教えてあげるようにしています。そこからどのように深めるかは、その家庭、またその子次第です。

 隣のおじさんは、理科の先生だということは分かってきているようです。学校で使っている理科の教科書の後ろに名前が載っているのも知ってくれていて、そんな人が近くにいると便利です。お隣の子どもから、次第に近所の子ども達へとつながれるといいかなとも思っています。

 昨日、天王寺から家まで10㎞を歩きました。その時、クスノキの新芽の所に、アオスジアゲハの卵を見つけました。3個産んでいたので、採集しました。家に帰ってきたとき、お隣の子ども達と母が、すぐ横の公園にいたので、そのアオスジアゲハの卵をあげました。クスノキは、遊んでいる公園にもあるので、餌は大丈夫だということも伝えました。3年生は、チョウの幼虫の育ちの学習をするのでちょうどよいかなと思いました。写真を撮りながら記録しますと、母が言ってくれました。