祝賀会に出るのも大変 2019年5月4日(土)
今日は、知り合いの方の書道展の祝賀会に出席をしなければいけません。退職をしてから、もうネクタイは絶対にしないと決めて生活をしていたのですが、今回に限り、その信念を通すのはちょっと無理かなと思い、祝賀会用の服を探しました。退職後3年間、大学の講義にも行っていたのですが、生活科や理科の講義が中心なので、フィールド系をいうことで、モンベルスタイルの、いつでも山に行けるような服装で通してきました。また、幼稚園の非常勤教諭もしていたのですが、屋外で虫取りや花の観察をすることが中心の活動なので、その服装は丁度よいスタイルでした。
退職後3年間、冬も夏も、ほぼモンベルスタイルたので、いざ祝賀会となると何を着て行けばよいのかすっかり忘れています。まずネクタイを探し、ジャケットを探しました。かつてどんなズボンを履いていたのかも記憶が定かでありません。取り敢えず、ジャケットとズボンを探し出し、シャツとネクタイとベルトを身に付けてみました。次はネクタイピンがありません。かなり探して見つけ出しました。さらに、家を出る前になって、靴も適当なものがないことに気が付きました。最近はスニーカーか、登山靴か、トレッキングシューズしかはいていないので、ジャケットにあう靴がありません。しかたなく、お葬式用にと思って買っていた黒の皮靴を履いていくことにしました。大騒動をしてやっと出発ができました。かつて、附属の先生をしている時は、毎日ネクタイをしている生活をしていたのですが、3年間そのような生活から離れると、すっかり忘れてしまっていました。かろうじて、ネクタイの結び方は体が覚えていて、ホッとしました。
ホテルで行われた100人ほどの方が集まる祝賀会は、書道を教えておられる先生方が多くおられました。さすがに芸術的才能がある方ばかりなので、食事をしながらのカラオケ大会もプロ級の方ばかりです。酔っぱらって調子はずれの歌を唄う人はだれ一人いません。自己表現の一つとして持ち歌を身に付けているというような雰囲気でした。書道の表現と同じく、歌い込んで自分のものにされています。同じテーブルになった方と話をしていると、月に一度沖縄へゴルフをしに行くというような話をしています。ちょっと違う所に来てしまったなと思いました。かつての知り合いの人が数人いたので、それらの人とロビーで昔の話が出来たことで救われました。
家を出る前から大騒動をする一日でしたが、主催者の書道の先生が喜んでくれているので、人の為に動けたことを喜びと思うことにしました。人の為に疲れることも大切でした。