日本の古典を読み進める計画 2019年4月21日(日)
古典を読むということを一週間の読書計画の一コマに入れました。これまで自称理科系ということで、日本の古典と言われる本を手にすることはありませんでしたが、読んでいないと恥ずかしい年齢になってきました。
昨年は、『方丈記』を読みました。『方丈記』は、最高の断捨離本であることが分かりました。ちょっと愚痴っぽいのですが、シンプル生活の極意のように思えました。最近では、近藤麻理恵さんが、1000万冊以上も片付けの本を売っているそうですが、その考えの原点のような生活を鴨長明はめざしていました。『徒然草』は、晴歩雨読を書いていく上で参考になるのかなと思い読み始めていました。まだ、全部読んでいないので、これも読み切りたいと思います。
今回、古典の時間のために、『奥の細道』と『土佐日記』を読もうと、現代語訳と古文が対になっている本を買ってきました。角川ソフィア文庫です。表紙がかわいい本です。『奥の細道』は、これまでも中学、高校の古典の中で部分的には取り上げられていたのですが、恥ずかしながら全文を読み通したことがありませんでした。ちょっと気合を入れて、読み通して見ようと思います。また、機会を作って、部分的にでも芭蕉が通った奥の細道を歩いてみたいと思っています。奥の細道を歩くためのガイドブックは、もうすでに持っています。その本と突き合わせながら、全文を読み進めたいと考えています。『土佐日記』は、書き出し以外、内容は全く記憶にありません。この晴歩雨読が日記や旅行記のようになっているので、紀貫之はどのように書いているのか参考にしようと考えています。
『奥の細道』と『土佐日記』の本を買うために、家から天王寺まで10㎞歩きました。二冊とも、歩きの記録です。昔のプロの作家はどのように表現しているのか、学ぶことができるかもしれません。さらに、源氏物語、枕草子、万葉集、古事記と、本は持っていても読めていないものが多くあります。少しでも、読み進めたいと思います。昨年は、昔からの念願の、ダーウィンの「種の起源」と「ビーグル号航海記」は読みました。読もうと決意することが大切だと思っています。