久しぶりの光と風 2019年4月20日(土)

 

 改修工事も大方終わり、ついに家の周りを囲んでいたシートと足場が外れました。黒いシートが取れると、明るい春の日差しが部屋中に入ってきました。一か月ぶりにカーテンを開けて、窓を開けることが出来るようになりました。さわやかな風も入ってきます。足場が付けられた3月半ばは暖房器具が必要でした。しかし、今日、久しぶりに窓を開けると、暖かい光とさわやかな風が、部屋の隅々まで行き届きました。窓の開けられない部屋に閉じ込められていることは、苦痛だったなと思いました。家の中で、自然の音や光や風を感じることができると、ホッとします。自分の生かされている時間と空間を、かけがえのないものに感じます。今回はしかたなく閉じこもっていたのですが、やはり、引きこもり生活はよくないなと実感できました。

 改修工事中は、カーテンや窓が開けられないだけでなく、お出かけが殆どできませんでした。あとまだ少し、最後の塗装が残っているのですが、もうすぐ家にずっといなければならない状態からも開放されます。今回は幸運にも、大学や幼稚園の勤務がない3月~4月でした。毎朝、挨拶をして、おやつの時間にはお茶を出し、工事の終わりには「ご苦労様」と声をかけるようにしてきました。任せるだけ、勝手に来て、終わったら勝手に帰るというような仕事にならなくてよかったです。

 暖かい陽射しを浴びて、クマが冬眠からさめたような気分です。しばらく気候もよいので、本と地図と水筒を持って、あちこち歩き回りたいなと思います。