こぎつね大学の学習を始める 2019年4月17日(水)
晴歩雨読の370、371号に書いた、自称こぎつね大学の前期講義(読書)計画を進めています。大学ごっこをしています。
今週月曜日から、英語Ⅰ、Ⅱ、Ⅲと進めています。英語Ⅰは、アル・ゴアさんの書いた、『不都合な事実』の英語版を読んでいます。辞書を引きながら、読み進めることができます。電子辞書を使っていて、時々、ネット上の辞書を調べることもあります。日本語の訳は書かないで、読み進めます。英語Ⅱは、図書館で借りている子ども向けの英語の読み物を、これは英語を書き写しながら読んでいます。殆ど単語を調べることなく、読むことが出来ます。基本的な文章が書けるようになりたいと思い、書き写しています。英語Ⅲは、かつて、アメリカに行ったときに買ってきた小学校の理科の教科書を読んでいます。これも殆ど辞書を使わないで読み進めることができます。文章もそれほど多くないので、90分集中すると、20ページ程読めます。写真や図が多いので、知らない単語も図や絵から覚えながら読めます。初めてみるような単語も多く、小学校レベルの英語の学習を多く習得する必要があるなと感じます。
昆虫学と植物学は、まずは新書から読み進めていくことにしました。大学の先生が書かれた本なので、大学の講義にも関連したものです。本来講義自体は、難しい専門書を使われてお話をされると思いますが、その話の背景として、学生が読んでおくとよいような本が新書です。まずは、昆虫学と植物学に関する新書を続けて読み進めながら、有名な大学の先生、博物館、研究所の先生方の考えを知り、広く知識を持ちたいと思います。一般の人向けに書いてくれているので、私には最適です。新書を読んでいると、ご自分の専門の所はかなり詳しく書いておられて、大学の講義以上の内容になっています。
教育学と地質学も、一週間の中の読書計画に入れています。教育学は、これまでずっとその中にいて理科教育や総合的な学習を創ってきたので、今更あちこちの教育について読むのはやめようと思いました。そこで、大正時代から昭和初期に木下竹次の書いた『学習原論』『学習各論』を、原著で読もうと考えました。これまでは、戦後に現代語訳された「学習原論」の本を読み、論文を書く時にも、現代語訳された文章から必要な部分を引用してきましたが、時間をかけて原著で読んでみようと考えます。10年ほど前に古本屋で買って本棚の特等席に置いていた本です。さらに木下竹次が奈良女子大学附属小学校におられたころの、大正時代から戦前にかけての『学習研究』誌の復刻版を持っています。これらも、部分的に読み進めたいです。地質学は、これまで、アメリカ、オーストラリアなどに何度か地質見学に行ったときに買ってきた英文の岩石、地質、化石について書いた本をたくさん持っています。グランドキャニオン、アリゾナ、ハワイの火山など、日本では買うのが難しいものばかりです。また、アメリカの国立公園ごとにまとめられている自然を紹介した冊子も多数持っています。これまでは、写真だけを見てきたのですが、実際に文章を読み進めようと考えました。これから海外旅行に行くとき、今後購入しても、読めるようになりたいと思います。
フィールドワーク学とした時間は、歩くための資料を探す時間と考えています。この歩くための本は、かなりたくさん持っています。まずは、『街道と断層を行く』と『関西地学の旅⑩街道散歩』を手元において、ここから行動的に読み進めたいと計画を持ちました。