三輪山登拝  2019年4月16日(火)

 

 昨年の台風で壊れた屋根の修理と、外壁塗装とバルコニーの防水工事を始めて一か月、もうすぐ終わりそうです。今日は久しぶりに、工事がない日なのでお出かけをしました。

 車で大神神社まで行き、三輪山へ登りました。午前10時から午後2時までという入山時間で、さらに神事がある時も入れないようです。今日は、神事がなく、午後1時に到着したので入山することができました。

 頂上まで2㎞、往復4㎞。入山料300円を払い、初めて入山する場合は、禁止事項などの話を聞いてからとなります。登山ではなく登拝であること、飲食をしない、トイレはない、襷を首にかけて歩く、草木や石など採取できない、写真を撮らない、4時までに下山するなど、入山心得十箇条が言い渡されました。カメラなどを置いていきなさいなどの強制的なルールはありませんでした。また、暑いので水分補給はしてくださいということでした。

 案内図をもらいました。狭井神社(標高80m)の横にある登拝口前で、お祓いをしてから入山します。案内図には、緊急時所在確認標柱が建てられている場所、①~⑨が記されています。頂上は、467.1m地点です。標柱は①丸太橋、②中の沢、③三光の滝、④水呑台、⑤中津磐座(標高364.5m)、⑥烏さんしょう、⑦こもれび坂、⑧やしろ前、⑨奥津磐座です。頂上近くは少しなだらかになっていて、高宮神社(標高446.7m)があり、その少し奥に奥津磐座(467.1m)があります。

 1時過ぎに入山したので、降りてくる人と時々すれ違います。平日の昼間なので、女性が多いように思います。信仰として登られている方もいて、中には、はだしで歩いている人もいます。頂上では、高宮神社と奥津磐座の間を何度も行き来している人がいたり、また、奥津磐座の横では、一人で祝詞を唱えているはだしの女性がいたりしました。神様と交信をされているような感じでした。

 途中の③三光の滝の地点には、小さな滝があります。滝の前には小屋があり、滝行をするときに着替えができるようになっていました。信者さんからの寄付によって建てられていると書かれていました。⑥烏さんしょうの標柱地点近くには、カラスザンショウの木がたくさんあります。カラスザンショウはミカン科サンショウ属の木で、幹にとげがたくさんあるのですぐに分かります。春日山原始林でも見かけた特徴的な木です。アゲハが食草とするようです。⑨奥津磐座は、斑レイ岩の大きな岩石がたくさん見られました。三輪山の下半分ぐらいまでは花崗岩で、頂上付近は斑レイ岩になっているようです。生駒山と同じような地質になっています。

 狭井神社から標高差390m、4㎞の山歩きですが、久ぶりの登山なので足が痛いです。日頃は平地をよく歩いているつもりですが、山登りはまた違う筋肉を使います。家の修理が終わると、登山にも行きたいなと思いました。