高野山参詣道 2019年4月10日(水)
高野山へは、いろいろな目的でこれまで登ってきました。
①小学校5年生の時、林間学校として行き高野山の宿坊で1泊しました。奥の院のあたりで肝試しをしたり、お寺の広い部屋に布団を並べて寝たりした思い出があります。
②堺市の教師になった頃には、小学校の林間学校はもう高野山ではなくて、和泉葛城山の麓にある自然の家や、和歌山県日高町にある海の家に行くようになっていました。教員の夏季研修が、高野山の宿坊でしていました。各校から一人ずつ先生が参加して、いろいろなテーマに分かれて2泊3日の研修をしました。3年間ほど続けて高野山へ行きました。
③奈良のこぎつね附属小学校で先生をしている時は、6年間続けて持ち上がった子ども達との卒業前遠足で、高野山へ行きました。6年かけて奈良や京都の仏教をかなり詳しく学んできて、比叡山にも行き、最後、高野山の奥の院で、お坊様からお話を聞くことにしました。保護者もたくさん参加されました。昼食には、精進料理を食べました。
④数年前、町石道を歩きました。本当は登りたいのですが、あまりにも距離があるので、大門から歩いて町石道を下りました。世界遺産に登録されている祈りの道は、とてもよく整備された歩きやすい道でした。
⑤竜神温泉に行くときに、高野山を通りました。車で高野山へ行き、昼前まで高野山をあちこち巡り歩いてから、高野竜神スカイラインを通って竜神温泉に行きました。
高野山について少し調べて見ました。高野山がユネスコの世界遺産に登録されたのは2004年です。そのときは、世界遺産に登録されていた参詣道は「町石道」だけでしたが、2016年には、「三谷坂」「京大坂道不動坂」「黒河道」「女人道」が追加登録されました。
「町石道」は、慈尊院から高野山まで。20㎞。7時間。
「三谷坂」は、丹生酒殿神社から町石道の六本杉まで。8㎞。2時間30分。
「京大坂道不動坂」は、紀伊清水駅の三軒茶屋大常夜灯籠から高野山まで。10㎞。4時間。
「黒川道」は、定福寺から高野山まで。19㎞。8時間。
「女人道」は、かつて高野山は女人禁制であったため、山内への7つの入り口には、女性のための籠り堂として女人堂が建てられていた。それら7つの女人堂跡をつなぐ参詣道。7㎞。3時間。
「高野七口」とは・・不動坂口、黒河口、大峰口、大滝口、相ノ浦口、龍神口、大門口
三谷坂、不動坂、黒河道、女人道は、まだ歩いていませんので、これから歩く目標になります。世界遺産に登録されているということは、整備されているということなので、道に迷わないで歩くことができるでしょう。