大国町駅について 2019年4月9日(火)
中百舌鳥駅周辺の本屋が、二つとも閉店しました。困ったことです。また、難波の品ぞろえが特徴的な雑貨店のような本屋も閉店します。この難波の本屋は、店の中に珈琲店も併設していて、こんな図書館があれば、本当に理想的なのにと思うような本屋でした。どんどん本屋が閉まり、露頭に迷うというような状況です。回遊魚のように本屋をめぐっていたのですが、これからは図書館をあちこち開拓しなければいけなくなってきました。ネットで買えばよいのでしょうが、アナログ時代に育っているので、実際の本の背表紙を見ながら本を選ぶことを楽しみにしています。しばらくは図書館で本を探す生活になるのかなと思っています。
本は家で読んでいると引きこもり高齢者になるので、本を持って外に出て、電車や珈琲店や図書館で読むようにしなければいけません。最近テレビや新聞でも、中高齢者の引きこもりをテーマにした報道をよく見ます。家で本を読んだり文章を書いたりしていると、動くことが殆どなく、確実に運動不足になります。一週間殆ど外に出ないで、家で続けて文章を書いていると、足の筋肉が落ちるのが分かり、危ないです。
今日は、図書館に行く日です。図書館で本を借りていると、返却に行かなければならないので、家から出かける目的ができます。地下鉄あびこ駅から堀江にある大阪市立中央図書館へと歩きました。13㎞を歩き、少し足が痛いです。家から新金岡駅まで歩いて、地下鉄に乗り、あびこ駅で降りて歩き出しました。あびこ駅から阿倍野へ向かい、天王寺公園内を通り抜けて、茶臼山公園、一心寺、今宮戎神社、敷津松之宮大国主神社(大国町)を通り、堀江のオレンジロードを抜けて図書館へと歩きました。天王寺公園、茶臼山、一心寺では、サクラがとてもきれいに咲いていて、多くの花見の人たちが来ていました。
大国町駅は難波に出る時、いつも通過している駅ですが、降りたことがありませんでした。なぜ、大国町というのかも、疑問に思ったことがなかったのですが、今日、大国町周辺を歩いて通ると、敷津松之宮・大国主神社を見つけました。この駅名と関係しているようなので、ネットで調べて見ました。
▼「大国町」という駅名や地名の由来とされるのが「敷津松之宮」の境内に摂社として建てられている「大国主神社」。古くから「木津の大国さん」としても親しまれており、徒歩圏にある「今宮戎神社」との両社をお詣する“えびす、だいこく両社詣って本まいり”という風習もある。毎年1月に開催される「十日戎(とおかえびす)」には、多くの参拝客でにぎわいをみせる。
▼駅の周辺に地名として残る「敷津」は、万葉集に詠まれた「敷津の浦」が由来という説もある。古来の大阪市近辺には海が大きく入り込んでおり、港や砂浜もあったとされるが、その名残が地名にも残っているようだ。
「へえ、そうだったのか」と、今頃になって納得しています。