キノコ研究の少女 2019年3月20日(水)
キノコの研究を3年生から始めた6年生の女の子がテレビに出ていました。記憶力が良い時期に、毎日キノコの研究を3年間取り組むと、ちょっとテレビで取り上げられるような専門的な知識が身に付くということが分かります。少なくとも、同年代の子どもの中では、キノコについては最先端の知識を持っていることになります。さらに、かわいい女の子がしているので話題性もあり、また、本人も将来キノコの研究者になりたいという夢も持っています。
こぎつね小学校にも、メダカの研究を6年間取り組んでいて、何度かテレビに出ている女の子がいます。この子も専門家の方に指導を受けながら、実験や観察を続けてきていました。そういえば、仏女として、仏教、お寺に詳しい小学生が教え子にいて、その子も何度かテレビに出ていました。子どもが数年そのことに集中して取り組むと、大人がハッとするような知識を身に付けて、自分なりの考えも持てるように育っています。
一つのことを3年続けると、その道では少し極めることができるということだと思われます。毎日考え続けること、観察を続けること、考えを発表し続けることが、大切なのでしょう。大学生も卒論で1年間、修論で2年間と集中すると、ちょっとした専門家になります。さらにドクターコースで3~4年間研究を続けると、世界的レベルの研究者になる人もいます。10年やり続けると立派な専門家です。
このように世の中の様子を見ていると、「石の上にも3年」という言葉があるように、3年間、寝ても覚めても一つのことを詳しく極めていくことはすごいことです。一つに集中して、3年間本を読んだり、調べたり、行動したりすると、大人でもかなり詳しくなれます。何かにテーマを絞り、気を散らさないで、そのことばかりに取り組んでみたいです。