新しい教育が始まる 2019年2月25日(月)
新しい教育について、幼稚園の保護者にお話をしました。ついに、中学校、高等学校、さらに大学でも、アクティブラーニングが始まるので、そのような学習場で活躍できる子ども達を育てるようにしなければなりません。
アクティブラーニングによる学習は、東京大学でも始められていました。数年前、東京大学の知り合いの先生の紹介で、東大生の討議学習の様子を見せていただいたことがありました。周りの壁3面全面がホワイトボードになっている部屋でした。パソコンからの映像も何か所でも投影できるし、机も移動式でグループにしやすい形のものでした。もちろん、その壁に直接ホワイトボード用のペンで書き込むこともできます。15人ほどの学生が、自分のプレゼンを作ってきて、それを発表しながらグループ討議していました。日本のトップクラスの企業の創業者が講師として来られていて、ディスカッションに入ったり、講義をされたりしていました。さすが東大だな。すごいなあと、思いました。
アクティブラーニングは、自分で考える力、表現する力、プレゼンテーションをする力、協働的に学びを創っていく力が、必要になります。これまでの教育の、黙って座って、静かにノートを書いて、テストでいい点数を取るというような価値観ではなく、これからの教育は、自分で問題を見つけ、解決のための行動を起こし、分かったことを表現し、それを仲間と協働的に学び合うというような時代になってきます。インターネットだけに頼りすぎないようにして、行動的に学ぶことも大切になります。
先生も保護者も、「あなたはどう思う。」「これから何をすればよいかなあ。」「お友達のしていることで、いいなと思うことはどんなことかなあ。」など、子どもに考えさせ、学びや追究は子ども自らが考えて取り組むようにさせていくことが大切です。かつてのきつねTの学級は、高学年にもなると、殆どの教科の学習が子ども達によって進められていました。深い追究は、子ども同士の学び合いの中で成立していました。
40分間の話でしたので、あまりしっかり伝わっていないかもしれないなと思いました。そこで、「こぎつねさんぽに出かけよう」のブログと、「きつねTのこぎつねだより」のブログを紹介しました。膨大な資料が、これらのブログの中にあります。これまで書いた文章の多くが、そこに保存されています。250人もの多くの方がアクセスしてくれていました。これからも、自然教育を中心にした発信をしていきたいなと思います。よろしくお願いします。自然の変化、自然の多様性、自然と私たちの生活との関係から、アクティブに学び続けましょう。