大泉緑地で観察会  2019年2月18日(月)

 

 2月17日(日)、大阪市立自然史博物館の友の会の観察会が、堺市の大泉緑地でありました。家から近いので、参加することにしました。朝、10時に地下鉄新金岡駅の改札前に親子連れが100人ほど集まりました。鳥の専門である和田先生を中心に、コケ、昆虫の先生もこられています。主に、和田先生について歩きました。

 

▼ドバト(カワラバト)  大泉池の近くの屋根の上に、ドバトがたくさんいました。いろいろな羽の模様があるようですが、二本線のあるハトが、一番原種に近いハトだということでした。地域によって差があるらしいです。ネットで調べると「個体により違いがある。主要なものとして、翼に二本の黒い線がある個体、全体が黒色、白色、赤褐色の個体、または、これらがモザイクになったものがいる。」とありました。

▼ヒドリガモ  大泉池で一番たくさん泳いでいるのが、ヒドリガモでした。茶色の顔をしているので特徴的です。ネットで調べると、「オスの成鳥は額から頭頂がクリーム色で、顔から頸が茶褐色。メスは全体に褐色。冬鳥として全国に渡来する。オスは口笛のような『ピュー、ピュー』という特徴ある甲高い声でよく鳴く。」とありました。

▼オオバン  ヒドリガモに交じって、真っ黒で、額に白い模様のあるオオバンが少しいます。少し前までは、あまり見られなかったけれど、今は大阪の各地の池で見られるようになったと説明されていました。ネットで調べると、「全長39cm。全体は灰黒色で額とくちばしは白色です。足は緑青色。『キュイッ』と聞こえる声を出します。陸上を歩くこともありますが、水上生活が多く、すばやく水上へ逃げていきます。」と書かれていました。

▼カルガモ  くちばしの先が黄色いのが特徴。ネットで調べると「全長60cm。カモの仲間。全体に黒褐色で、顔は白っぽく、二本の黒褐色線があります。くちばしは黒く、先端部は黄色で、よく目立ちます。脚は橙赤色。飛行時の翼下面の風切羽の黒褐色と雨覆羽の白色の対照が鮮やかです。『グエーグエッグェ』と聞こえる大きな声で鳴きます。アジアの温帯から熱帯に分布・繁殖しています。日本では全国で繁殖し、本州以南では留鳥、北海道では夏鳥です。」と書かれていました。時々ニュースで、道路を渡っているカルガモの親子の姿を見ます。

▼カイツブリ  姿は確認できなかったのですが、けたたましくキリリリリと鳴く水鳥を調べて、カイツブリに行きつきました。ネットで調べると、「夏羽では首は赤茶色、冬羽では黄茶色です。足には各指にみずかきがあり、潜水は大得意で、足だけで泳ぎます。小魚、ザリガニ、エビ類、大きな水生昆虫などを食べています。日本では全国に分布しています。水ぬるむ春、池や沼や湖で、そこに浮いていたかと思うとアッという間にもぐってしまい、あちらの方でポッカリ浮かびあがる潜水の名手。繁殖期にはキリリ…とけたたましく鳴きます。」とありました。ネットで鳴き声が確認できるので、「そうそう、この鳴き声」と、やっとカイツブリの鳴き声だと分かりました。

▼カワセミ  大泉池から流れ出る小川の所で、カワセミを見ました。前から何度か見ているのですが、今回も、100人ほどの観察会にも姿を見せてくれました。

▼コゲラ  小さなキツツキです。初めて写真を撮りました。ネットで調べると「全長15cm。日本で一番小さなキツツキ。背はこげ茶色に白い点模様(白点が続いて線に見えることも多い)が沢山あります。『ギイー ギイー』と聞こえる声。冬には木の幹に巣食う虫を捕らえるために穴をあけることも。」と書かれていました。枝をつついている姿を見ました。

▼ウ、ゴイサギ  巣を確認しました。

▼オオタカ  オオタカの幼鳥が、遠くの木に止まっている姿を、野鳥を専門に観察されている人の倍率の高い単眼鏡で見せてもらいました。目ではその存在がどうしても見えないのですが、さすが、日頃観察されている人には、見えるようです。

▼ゴマダラチョウの幼虫  昆虫は殆ど見られないのですが、エノキの木の下の落ち葉にゴマダラチョウの幼虫がいると話をされていたので、探してみると、実際に見つけることができました。

 

 少し寒い日でしたが、鳥を中心に観察することができました。鳥の写真を撮るとき、大きな望遠レンズを持っている人が何人かいて、いいなあと思いました。