夕方がいちばんいい時間 2019年1月27日(日)
夕方が一日の中で一番いい時間だというのは、ノーベル文学賞を受賞されたカズオ・イシグロさんの作品『日の名残り』の最後のシーンです。「人生、楽しまなくっちゃ。夕方が一日でいちばんいい時間なんだ。足を延ばして、のんびりするのさ。夕方がいちばんいい。わしはそう思う。みんなにも尋ねてごらんよ。夕方が一日でいちばんいい時間だって言うよ。」と、あります。とても心に残っています。
午後3時30分でも、思い切って歩きに出ると、5時までに1時間30分で7㎞歩けることが分かりました。3時30分は、もうすぐ夕方なので億劫だな、暗くなるといやだなあと、つい思ってしまうのですが、日の入りは5時22分ですので、5時30分ごろがちょうど夕焼けの頃です。学校で働いている頃は、会議の時間であり、子どものノートや日記を読んでいる時間だったなあと思い出します。夕焼けをじっくり見ることはありませんでした。
歩き慣れてきたので、1時間で5㎞歩くことができるのは分かっています。10㎞は、2時間で歩きます。そこで、日の入りの時刻から逆算して、夕焼けの時刻の頃までに7、8㎞を歩くには、何時頃家を出るとよいのかが分かります。また、大阪では、歩くには2月がちょうどいい気温です。風が強いとちょっと辛いのですが、風がないと2月頃がサッサと歩くにいい季節です。
25日(金)は、家を3時30分に出て、白鷺公園を通り西高野街道に入り、街道を南東へと辿って、北野田駅まで歩きました。帰ってから、グーグルマップを使って調べると約7㎞でした。いい距離を歩くことができました。その前日は、西九条駅から尼崎駅まで7㎞ほど歩きました。寒いと思っていると、何もできないのですが、思い切って歩き始めると、よい気温だと分かります。一昨年の7月に膝を痛めてしばらく長距離は歩けなかったのですが、半年後、整形外科の先生からお許しが出て、昨年の2月11日から、10㎞程度のフィールドワークを始めました。その日から「さんぽの記録」を書いてきて、もうすぐ一年になります。淀川越えの西九条駅~尼崎駅の記録(1月24日)が「さんぽ142」で、家~西高野街道~北野田駅の記録(1月25日)が「さんぽ123」です。一年で、150ほどのフィールドワークの記録ができそうです。「さんぽノート」の記録が3冊目の半分を過ぎています。昨年の歩き始めの2月の記録を見ると、奈良の幼稚園に毎日通っていたので、その午後の時間に、近鉄沿線のあちこちで降りて歩いていました。今年は、幼稚園に週2日行くことになったので、家にいる日の歩き方を考えないといけません。
朝からは、どうしても文章を書いたり、理科の原稿を書いたり、ブログを書いたり、本を読んだりする時間に当てたいので、夕方に歩くというのが一つの選択肢であることが分かりました。冬山登山のトレーニングと思うと、平地の寒さは何ともありません。雪のある金剛山の上はもっと寒いのだろうなあと思いながら歩くようにします。