大阪夏の陣の解説   2019年1月15日(火)

 

 天王寺駅から、熊野街道、堀越神社、一心寺、安居神社、清水寺、逢坂、天神坂、清水坂、愛染坂を通って、難波の高島屋へと歩きました。少し前にも、ほぼ同じコースを歩いたのですが、少しだけ違います。今回は、堀越神社と、一心寺と、清水寺と、高島屋に立ち寄りました。

 堀越神社は、これまで前を通っていたのですが、立ち寄ったのは初めてです。古くから大阪では「堀越さんは一生に一度の願いを聞いてくださる神さん」との言い伝えがあります。堀越神社の由来は、「第33代推古天皇の御代、時の摂政聖徳太子が、太子の叔父君に当たらせられる第32代崇峻天皇の徳を偲んで、風光明媚にして長松直々たる茶臼山の地をえらばれ、四天王寺建立と同時に当社を創建されたものであります。古くより明治の中期まで、境内の南沿いに美しい堀があり、この堀を越えて参詣したので、堀越という名が付けられたといわれています。この地は、有名な慶長・元和の大阪冬の陣、夏の陣の古戦場としてかずかずのエピソードと共に知られています。」と書かれていました。先日見た、茶臼山に掲示されていた大坂夏の陣の戦場として向かい合った堀に当たるようです。また、茶臼山の横にある河底池とも関係がありました。

 一心寺に、茶臼山周辺の観光案内所ができていました。入ってみると、周辺の観光案内が乗っている地図や、歴史を解説したパンフレットが無料で配布されていました。何種類かあって、いただくことにしました。また、映像コーナーがあり、大坂夏の陣の時の、真田幸村と徳川家康が向かい合った合戦の布陣を、アニメや地図を交えた解説がありました。7分間ですが、映像と音声で解説してくれると、頭にすっと入ります。案内のパンフレットを自分で読み解く以上に、分かりやすい映像でした。安居神社に、真田幸村の像があるのは、その合戦で戦死した場所であるということでした。そういわれて、安居神社を通った時にその像を見ると、戦死された場所と書かれていました。映像はいいなと思いました。

 清水寺は、あまり観光的に勝手に入り込む場所ではないのですが、今回はちょっと立ち寄ってみることにしました。上町台地の崖から地下水が流れ出ている場所が、玉井の滝と言われています。そこは滝行ができるような聖地として整備されています。京都の清水寺のお水と同じように、三本の樋から水が流れ落ちていました。遠慮しながら、そっと入って、そっと出てきました。

 今回は、大阪七坂のうちの、逢坂、天神坂、清水坂、愛染坂と4つの坂を見ました。いつも、日本橋駅から天王寺へ歩く時は、真言坂、源聖寺坂、口縄坂の3つの坂をよく通るのですが、今回見た4つの坂は時々しか通らないので、久しぶりという感じでした。

 難波では、高島屋の地下入り口に出来た、ロボットコーナーを見ました。今回は、ドローンを飛ばしていました。3m四方ぐらいの網を張って、その中でドローンを飛ばしながら、ドローンにつけた4kカメラで周りの様子を撮影していました。ドローンは、同じ場所にほぼ静止して飛ぶことが出来ていました。手で押しても、直ぐに元の場所に戻ってきます。空の上は風が吹いているので、その影響を受けないで、安定した撮影ができることが分かります。最近よく見る、登山の映像も、ドローン撮影をよく使っています。この前、こぎつね小の運動会の集団演技の練習を、ドローンで撮影していると聞きました。もう、当たり前の道具になりつつあります。