「こぎつね生活」の記録   2019年1月13日(日)

 

 こぎつね女子大学の講義項目の記録を整理して、学生に配ることにしました。2018年度後期「こぎつね生活」の表紙として配布です。学生には、きちんと資料を整理するように何度か伝えてきましたので、かなり多くの学生が、穴あきファイルに綴じています。資料は、毎回6ページ書いているので、15回分で90ページになります。学生達はそれに自分が書いたノートや自由研究があるので、110ページほどの冊子になっています。配布した資料のページ数を、通し番号にしたらよかったかなと今思います。欠席した学生には、後日欠席した日の資料を持って帰らせて、A4で1枚の感想を出すように言ってきました。評価は、毎回のノートのふりかえりを見て、7、8、9、10点の4段階で記録します。学生には、〇、good、very-good、very- very-goodをノートに書いて、4段階が分かるように伝えています。評価の基準は、7は不十分、8は講義でしたことの記録、9は自分の考えが書かれている、10は過去の自分の体験やこれから教師になってからのことが書かれている、ということで7~10の評価を付けています。学生には、何度もこの基準は伝えています。1回生の講義なので、先生に向けてなりたい自分のイメージを持ってもらうことが大切だと考えて進めてきました。これが、3、4回生だと、教材研究や授業分析や授業の構成について、深く実践的に進める必要があるのでしょう。きつねTとの出会いは、今回だけなので、先生主体の授業ではなく、子ども主体の学習について、体験を通して伝えることを一番大切にしました。

 

<目次>                       <主な学習活動>

01 生活科について 0925              名前カード作り・日記を書く

02 朝の会はすべての学習・生活の基盤 1002  朝の元気調べ・学習のふりかえり

03 子どもが進める学習 1009             学習のテーマ・学習のめあて

04 自由研究の価値 1016              自由研究発表1(全体発表)

05 1年生の日記の育ち 1023           自由研究発表2(グループ発表)

06 相互学習について 1030            生活科の実践調べ1(グループ発表)

07 学びについて 1106                生活科の実践調べ2(全体発表)

08 独自学習からの学習 1113           生活科の実践調べ3(全体発表)

09 多様な生活科の実践 1127           生活調べのチーム分け

10 先生になるということ 1204           生活調べ劇の構成

11 主体的・対話的で深い学び 1211       生活調べの発表1

12 深い学び 1218                   生活調べの発表2

13 学びの底におりる 0108            日本の文化・生活を話す

14 おたよりを書く 0115                生活科だよりを書く

15 生活科学習を創るということ 0122      生活科論文を書く

                     その他 ・ホワイトボードを書く ・司会をする

                                                         ・今日のふりかえりを話す・おたずねをする

                                                         ・スマホを使う ・模造紙を書く

                                                         ・インタビュー ・調査をする

<学習について>         

1 学習は与えられるものではなく、自ら考え独自で学び、相互学習を通して高め合う場であることを体験的に習得し、教師になった時、児童自らが学び続ける学級の育成について考える。

2 小学校の生活科学習単元の教材・素材研究を通して、主体的な学習の進め方を考え、生活科で育てたい力について理解する。

3 安全な学習の進め方と、生活科の環境整備について考える。     

         

<学習の到達目標>      

1 子ども主体の学習について理解する。

2 独自で学びを進める学習法について、その意義や可能性について理解する。

3 独自学習を基に相互に学び合う学習について、その方法や記録について理解する。

4 生活科学習におけるノート記録・資料整理・記録の作成について体験的に理解する。

5 生活科学習で身に付ける主体的な思考力について理解する。

6 生活の中にある教材・素材について理解を深め、安全な活動の方法を身に付ける。