AIが発達する 2019年1月4日(金)
AIとは、人工知能のことで、artificial intelligenceの頭文字です。どんなレベルまで今発展しているのか、最先端のことはわかりませんが、新聞やテレビで知るところでは、かなりすごいことになっているようです。
電子マネー化が、今一気に進められています。お金の使い方が全て管理されてしまいそうです。また、家にいながら健康状態の管理も近々できそうです。体重計形式の診断機が発達してきていて、多様な診断が簡単にできるようになってきているので、それを病院のAIとオンラインでつなぐことで、日々の健康管理が可能です。病院も、病気を治す分野と、健康を管理する分野に分かれて行くのでしょう。健康状態が良くないので、病院に来てくださいと言われるようになります。保険会社も、健康診断を提出するとその人の健康度によって掛け金が安くなると言い出しました。GPSも発達していて、それぞれの動きは全て記録されています。京都などの観光地の込み具合などは、場所別にリアルタイムで表示されます。
お金、行動、健康、趣味、性格、能力などの個人情報が蓄積し、個人特定されてくると、本当にAIによる支配が進みそうです。人の動きをかなりの精度で把握し予測できるので、AIによって世の中の動きが作られていきそうです。もう操作されているのかもしれません。多くの会社が、ビックデータを活用しながら、生産、販売をしています。政治の投票の動向、旅行やイベントなどの人の動きは、テレビの番組や宣伝効果から、ほぼ予測がつくようです。国と国の関係も、情報戦となっています。
旅行に行くには、かつてのように旅行会社に行ってホテルや旅券を予約するのではなく、パソコンから個人で予約をします。その時、ホテルの評価情報が基準です。いろいろな登録や申請も、AIが対応しているので、24時間いつでもできて、直ぐに返事がきます。
教育分野では、学校へ行かなくてもよい日が出来てくるかもしれません。家で、それぞれに進める方が、効率的なこともたくさんあります。新たなパソコンは必要なく、スマホを大きく拡大して写すモニターと、入力キーボードがあれば、もう一人一人がほぼ端末を持っていることになります。人の教師が対応しているのでは限界があるのですが、AIが個別診断しながらオンラインで個人対応をするようになると、学校、塾というような集まって集団で学習をする形式は減ってきています。若者がゲームのレベルを追究するように、個人で学習のレベルを上げていくことができます。今は、先生の能力、先生の示す学習進度によって、学びの進み具合が制限されていますが、語学、数学、科学、歴史、地理など、制限なくいくらでもパソコンを通して学ぶことができるようになります。くもん、ベネッセ、大手進学塾は、もうそのシステムを持っています。漢字検定や英語検定は、すでにそのようなシステムで進められているのでしょうか。ある塾の宣伝で、「まだ、先生に教えてもらっているの?」というようなキャッチコピーを聞いたことがあります。これが、今後当たり前になっていきます。
音楽はどうでしょう。カラオケなどで点数が出るので、同じように、ピアノやバイオリンなどの練習曲を順番に進めて、AIにきいてもらい、OKをもらって次々と技能を高めるシステムがあるのかもしれません。また、AIから、改善のポイントを指摘してもらうことも可能です。基本的な練習や専門的な練習は、これでいいのかもしれません。また、オンラインで一緒に演奏をして、作品作りもできるようになるでしょう。
老人介護も、AIが対応してきています。これまで車いすを人が押していたのが電動になり、さらに言葉に対応した自動運転になると思います。健康管理も、自動化されてきて、人の手を極端に煩わさないでできるようになるのでしょう。それはそれでよいのかもしれません。孤独な老人も、AIと話ができるようになります。お尋ねに答えたり、日々の天気や、食事の相談なども、できたりするのでしょう。年々精度の高い、対話型AIが出現すると思われます。それは、発した言葉を瞬時に翻訳をする道具が、凄く安価で売られていて、多言語に対応しています。その言葉の認識力と発音はびっくりするほどです。パソコンとの言葉のやり取りは、日常会話レベルではリアルタイムにできるようになってきているということです。
新聞記事も、AIが書くようになってきたと聞きます。基本的な文章形式を習得してきているのでしょう。花や昆虫も、映像を見ると種を特定できるシステムがほぼできています。
日本は狭い国土なので、人の能力が資源です。教育は、その一番大切なところです。ここに多くの資金と技術と研究場所を提供する必要があります。幼児教育の無料化よりも、研究費、開発費に、もっともっと資金を使うようにしないといけません。高校の教育の専門化へ向かうと、新聞に書かれていました。大学への予備校ではなく、高度研究機関の前倒しとして、高校教育があるとよいと思われます。スポーツ分野では16歳が活躍しています。その年頃の多様な能力を生かす教育現場を作るべきだなと感じています。公教育でも、飛び級、早期進学があり、それに伴い、留年制度も言われるかもしれません。