教員採用試験の勉強 2018年11月16日(金)
奈良は、夜の気温がぐっと下がるようになり、紅葉が一気に進みました。カキ、ナンキンハゼ、イチョウも色づき、錦の園庭で、子ども達は元気に遊んでいます。今日は、奈良の大学で教えていた時の学生が、このブログを見てくれていて、1回生のみなさんのおたずねに対する返事を、参考にしてくれていることが分かりました。とても嬉しいメールでした。
Q22.採用試験の勉強は、いつごろから始めましたか。
試験に向けて教育の勉強しておいたらいいことは何ですか。
きつねT:この項目は、前に返事を書きましたね。一緒にまとめておくと良かったかなと思います。しかし、簡単に、もう一度書いてみようと思います。採用試験まで、あと2年半しかありません。採用試験では、鉄棒、飛び箱、マット、水泳、ピアノなどの実技テストがあったり、模擬授業があったり、面接、ペーパーテスト、小論などがあったりします。最近は、英語力も問われるのでしょう。ペーパーテストは、各教科の内容、法規、一般教養など、とても幅広い知識が問われます。問題集を購入して、できるだけ早くから取り組んでおくとよいでしょう。教員採用試験用の問題集を2冊はやってみてくださいね。まず、一冊買ってみて、書き込みを進めてみると、その大変さの全貌が見えてくると思います。答えを見ながら書き込む方法でよいと思います。実技テストに向けては、大学の体育や音楽の授業で、本気で身に付けましょう。採用試験に落ちても、卒業して非常勤の先生をしながら受験勉強をしようと考えている人もいると思いますが、それはとても難しいことです。非常勤講師をしながらでは、目の前の日々の仕事が忙しすぎて、十分に受験のための学習ができません。教職系の大学生は、受験に向けての学習時間でもあるのですから、今から、自分の時間の全てを計画的に使って、取り組みを進めた方がよいと思います。二回生の夏で何割書けるか、三回生の夏で合格ラインに入っているか、そして四回生には余裕で合格するというように進めてくださいね。例えば、難関大学入試に向けて頑張っている高校生は、高校の授業は当然頑張り、さらに塾に遅くまで行って3年間必死に勉強をして、念願の大学に入っています。受験というのは、そのような日夜をかけた3年間の努力が成果を出します。教職試験に関しても、目標をしっかり持った人から、努力ができると思います。大学当局が、毎年、採用試験の模擬テストを有料でもいいので企画して、合格率を出してあげるシステムを作ってあげればよいのにと思います。本気で4年間勉強をすると、これまであまり勉強に集中してこなかった学生も、すごい学力がつくと思います。あの小学校1年生が1年間でびっくりするほど成長している様子を見ましたね。なぜ、大学生は勉強をしないのでしょう。それが不思議です。
Q23.病棟保育士になったとき、先生の思うメリットとデメリットは何ですか。
きつねT:病棟保育士の仕事は、よく知りません。ネットで調べると、病院に入院している0歳から18歳の子ども達の保育や学習を進めるようですが、採用人数がとっても少ないと書かれていました。これからは、IT技術が進み、もしかしたらネットを使った学習支援の仕事もあるかもしれませんね。