園児と一緒に小学校に行く 2018年10月11日(木)

 

 昨日は幼稚園5歳児が小学校の5年生との交流活動があるので、すぐ隣の小学校へついて行きました。昨年まで2年間は、毎日午前中、幼稚園に登園していたので、小学校との交流活動時には全て一緒に行っていたのですが、今年は週2日の登園になったので、小学校について行く機会もめっきり少なくなりました。久しぶりに小学校へ行きました。小学校は、今週末にある運動会の練習中でした。

 これまで22年間も、こぎつね小学校で勤務してきたので、運動会の数日前の練習風景はしっかり記憶にあります。小学校の先生たちの動きや立ち位置、子ども達の活動の様子も、全て理解できます。「今、こんなことをしているな」「先生方は上手に子どもの活動を見守っているな」「子ども中心で、運動会の準備から進めているな」と、感じることができました。6年生の子ども達が、運動会の準備を進めています。全ての学年の競技や演技のお手伝いをしたり、放送や会場の準備をしたりしていました。運動会の練習というのに、先生の大きい声や、集めて指導している場面は見られません。それぞれが考えて、動いています。園児たちは、そのような小学校の子ども達が準備や練習をしている横を通り、体育館に入りました。そして、5年生と一緒に園児が参加する、小学校の運動会のなかよし競技の練習をしました。 

 体育館で練習をしばらく見ていたのですが、年長と5年生の先生にお任せして、運動場の横を少し歩いてみました。1、2年生は幼稚園の時に一緒に遊んだ子ども達です。きつね先生と言いながら、寄ってきてくれます。また、最近4年間は、幼小連携活動で、5歳、1・2年生が縦割りグループになって「なかよし広場」の活動をしています。その活動の付き添いをずっとしてきているので、3、4年生の子ども達も、きつねTのことを知ってくれています。5年生は、昨年急遽、幼稚園勤務から小学校へ出向して3か月間学級担任をした学年です。さらに、4・5・6年生は、小学校で主幹教諭、副校長をしていた頃に、小学校で出合っている子ども達です。ということで、今はこぎつね幼稚園・小学校の3歳から11歳の子ども達全てが、きつね先生として認識してくれています。小学校のどこを歩いていても、「きつね先生久しぶり」「ああ、きつね先生だ」と、声をかけてくれます。幸せです。このような状況なので、どの学年の保護者も、きつね先生のことを知ってくれています。運動会の準備の様子を見に来ている保護者(こぎつね小学校はいつでも見学自由)も、「きつね先生久しぶりです」と、気軽に話しかけてくれます。どの学年の、どの子の親ということは分からないのですが親しく世間話をします。

校長室で、現在の副校長先生と、しばらくお話をしました。きつねTの後任の副校長先生です。私は1年間の副校長でしたが、現在の副校長は3年間続けてくれています。学校のいろいろな場所の改修工事の事や、資料室の整理の話をしました。管理職として孤軍奮闘している様子を話してくれましたので、「頑張ってくれているね」と、励ましの言葉をかけました。

 次に、同じこぎつね小学校から接続している中等教育学校で保健教諭をされていて退職し、その後再雇用で小学校と幼稚園でカウンセリングや子ども支援の仕事をしてくれている先生とお話をしました。「中等教育学校にいる時は、こぎつね小学校の良さは正直よくわかっていなかったのですが、本当に、子ども達は、自分達で考えて、子ども中心でいろんなことを進めていますね。授業を覗かせてもらっても、高学年では、ほぼ子ども達が自分達で学習を進めています。中等教育学校に進学してきて、先生が中心に学習を進めるので、戸惑っていたのですね。」と、いうような話をされていました。子ども達が、主体的に行事や学習をすすめることで、意欲的な子どもに育っていることを褒めてくださっていました。

 あちこちで話をしている間に、5歳さんと5年生の練習が終わったようです。すっと合流して、幼稚園に戻りました。戻った瞬間、4歳のこぎつね達が、「どこに行ってたの。なんでいなかったの。」と、きつねTを待ってくれていました。