晴歩雨読の晴歩 2018年8月31日(金)

 

 気温が猛暑ではなくなり、普段の夏の温度になってきました。昨日は34度にもなったのですが、風があり、日陰を探しながら歩くと、街歩きができました。8月半ばに、一度だけ、思い立って猛暑の中、家から難波まで歩いたので、今回はその続きの難波から歩き始めることにしました。お友達からは、「ハノイにきています」というメールをいただいているのですが、私はいつもの難波を歩いていますとしか書けないのは少し寂しさもあるのですが、街歩きは楽しいです。

 何度も歩いている難波界隈です。午後から北へ歩く時は、通りの左側を歩くとビルの影があります。ビルは高いので、午後1時過ぎでも影の中を歩くことができます。心斎橋周辺は、歩くたびに高級ブランドのお店が増えています。宝石、カバン、服、時計の有名店がどんどん進出してきて、最近では、高級車のお店もできています。高級店が増えているということは、買う人が増えているということなので、お金を儲けている人がたくさんいるということなのでしょう。私にはあまり関係がないお店なので、きれいなウインドウの前をリュック、キャラバンシューズ姿でさっさと歩きました。東京へ行ったとき、銀座周辺を歩いたことがあるのですが、心斎橋周辺もその銀座とよく似た感じになってきました。

東京で銀座を歩いている時、近くの保育所の子どもが、先生に連れられて銀座のブランド店が並ぶ通りを、お散歩している姿を見ました。歩道が広いし、町は綺麗し、昼間は人がそれほどいないので、幼児のお散歩にはちょうどいいなあと、その時思いました。大阪は、難波から心 斎橋へは、何度も歩いていますが、ブランド店の前を、保育所の子ども達がお散歩しているのを見たことはありません。

 街散歩をしていると、神社やお寺は休憩ポイントになります。大阪の街中にも、大きな神社やお寺があります。毎回立ち寄るというわけではないのですが、今回は久しぶりに歩いたので、難波神社、南御堂、北御堂に入ってみました。難波神社では、シキミ、サカキ、少し変わった咲き方をしているキョウチクトウ、ムラサキシキブの写真を撮りました。南御堂は、大改装中ですが、庭園の所に芭蕉の句碑を見つけました。生前最後に読んだ句、「旅に病で夢は枯野をかけ廻る」に出合うことができました。芭蕉のような、日々旅の生活に憧れます。自分も亡くなる前には、楽しい旅の思い出がたくさんあるといいなあと思いました。北御堂は、急な階段を上がらないと中が見渡せません。石段を上がると、ちょうど「第49回 北御堂盆おどり」の日のようです。やぐらを組んで、提灯をつるして、紅白の幕を張り、マイクの調整をしていました。8月30日、31日の夕方から、二日間行われます。

 難波から北へ淀屋橋まで歩き、まだ3㎞ほどしか歩いていないので、京橋駅まで歩くことにしました。今回は、大川沿いには歩かないで、淀屋橋から東へ車道を歩き、大阪城の北のあたりから寝屋川沿いを通り、京橋駅に出ることにしました。時々、自分と同じような、リュックサックの横に飲み物を入れて、帽子をかぶり歩いている人とすれ違うことがあります。家にじっとしていられなくて、暑い中でも街歩きをしている同志を感じます。天満周辺では、前から何度も見ていますが、八軒家船着場跡の碑と熊野街道の案内板があり、今回も写真を撮りました。大阪城の北から寝屋川沿いに京橋へと続く道は、初めて歩く道でしたので、少しワクワクしました。川沿いに細い遊歩道が作られていて、その道をたどりました。右手川向うには、10チャンネルのテレビ局が見えます。京橋周辺につくと、JR学研都市線の京橋駅入り口が川沿いにあります。京阪線連絡のJR環状線の京橋駅の入り口に出ようと、初めて学研都市線の踏切を越えて、京阪電車の高架下の飲み屋街を通って環状線京橋駅へと歩きました。JR環状線の京橋駅高架下では、同じミニスカート姿のお姉さん5、6人が並んで、なにかパンフレットを配っていました。飲み屋の前では、道の真ん中にしゃがんで携帯電話で話をしている人もいます。大阪の街を歩いたなという実感をもって、帰途の環状線に乗りました。よく歩く地域でしたが、初めての道を見つけることができて気分がいいです。これから気温もさらに穏やかになるので、芭蕉のように、日々歩く生活をしたいものです。

 

 

▼奈良でバイクに乗った若者が6人亡くなった。夜中2時頃の事故。

▼今日は私の誕生日。幼稚園の誕生会では、「きつね組の谷岡きつねです。23歳?? 33歳?になりました。おとめ座生まれです。」と伝えて、園児たちにええーーと言わせておきました。

▼東北地方で、大雨。