宇宙さんぽ 2018年8月22日(水)

 

 8月登園二日目、幼稚園では、8月の子ども達のお誕生会です。13人の子ども達が誕生日を祝ってもらいました。誕生会では、その月の誕生月の先生は、何か子ども達に出し物をすることになっていて、今年は私を含めて3人いました。昨年の8月は、私一人だったので、地球の誕生から生き物の進化の話、そして恐竜の化石発掘の話をしました。かつて描いた壁一面大の恐竜の絵も数枚持っていたので、それを見せたりもしました。一昨年は、空気鉄砲とコンデンサーを載せた電車を使いました。

 今年は、「宇宙へのさんぽに、こぎつねが行く」というような設定で、月の世界、太陽系の惑星の動き、銀河や星雲の話を、3人が協力して子ども達に表現しました。また、天の川や、星座(さそり座・白鳥座)などの話も最後に入れてみました。子ども達はよく知っていました。日頃、少々勝手な行動をしがちなマニアックな子ども達が、本当によく反応をしてくれていました。

 月のクレーターは、隕石がぶつかってできるということを、クイズでおたずねしようと思っていたのに、先に、「クレーター、隕石」というような言葉を使って説明していました。また、地球、火星、木星、土星の写真を見せると、惑星の名前を多くの子どもが言い当ててくれました。パワーポイントを使ってプレゼンを進めていて、こちらがワクワクしてくるような気持ちになりました。火星の表面の写真を見せて、これはどこの星かなと聞くと、「火星」と言える子もいます。また、さそり座、はくちょう座の星のつながりを見せて、「これは何座?」と聞くと、どちらも知っていました。すごい園児たちだぞと思います。もちろんこのような話に、ついていけない子どもたちもたくさんいますが、同じような年齢の友達が、太陽、火星、月、クレーター、さそり座、土星、木星などという言葉を使いながらプレゼンに反応をしている姿を知るだけでも、次から興味を持って見るようになると思いました。

 惑星の写真、月面、火星表面の写真は、ネットからコピーをさせてもらい、子ども達へのプレゼンに使いました。本を探してカラーコピーをしたり、本からカメラで撮影をしたりしていると、時間がとてもかかります。また、気に入った映像に出合うまでに、かなり多くの本を探さなければなりません。ネット環境がない時代なら図書館へ行くところから始めなければならないのですが、今は、ネット上のビックデータから質の高い教材が簡単に手に入ります。著作権の問題もありますが、授業時間内で使う範囲ならネット上の資料を使うことは許されています。パソコンとネットを上手に使いながら、質の高い教材を使った教育を子ども達に体験させていきたいなと思いました。

 園児たちを楽しませるために、ロケットをペットボトルとアルミホイルの筒を使って作り、遊戯室の天井の輪に紐を通して、紐を付けたロケットを打ち上げるような操作活動をしました。また、太陽系の太陽や惑星の写真を遊戯室の真ん中に配置して、実際に惑星の写真を人が持って動いて、太陽の周りを回っていることを子ども達に見せました。「動きがあって、分かりやすい表現でしたよ」と、副園長先生が後で感想をくださいました。

 なんとか、今年も乗り越えることができました。

 

 

◆インドネシアで開催されているスポーツのアジア大会で、高校生の池江さんが、水泳で大活躍している。

◆100回目を迎えた高校野球は、大阪桐蔭が優勝した。準優勝の秋田の金足農も、脚光を浴びている。

◆携帯電話の使用料金は、日本は高い。4割ほど安くなるのではないかと、菅官房長官が話す。