伊吹山の植物や生き物 2018年8月14日(火)

 

 伊吹山へ8月10日(金)に自然観察に行き、写真の整理をし終えて、植物の名前調べも終わったので、一覧表にまとめてみました。

 伊吹山は、平成15年7月に、標高1,200メートル以上の「伊吹山頂草原植物群落」が、国の天然記念物の指定を受けています。伊吹山の名前がついた固有種も多く、現在、1300種の植物が記録されているようです。現地で買った植物一覧のパンフレットは、花の色で仲間分けされていたので、同じように、花の色で分けて記録しておくようにします。

 

紫の花(8)

 クサボタン、ソバナ、ツリガネニンジン、ミヤマコアザミ、コイブキアザミ、イブキトリカブト、

 ルリトラノオ、クガイソウ

赤の花、ピンクの花(8)

 カワラナデシコ、コオニユリ、イブキシモツケ、ハクサンフウロ、ヤマハッカ、ワレモコウ、

イブキトラノオ、アカソ、

白い花(3)

 イブキゼリモドキ、イブキボウフウ、サラシナショウマ、

黄色の花(5)

 オトギリソウ、キオン、キバナカワラマツバ、キリンソウ、メタカラコウ、

昆虫(8)

 アキアカネ、エルタテハ、スジグロシロチョウ、モンキチョウ、アカスジカメムシ、キアゲハ幼虫、

 フクラスズメの幼虫、アサギマダラ、

鳥(1)

 ホオジロ、(イヌワシ)

 

 植物は、24種類の写真を撮りました。昆虫は、8種類です。鳥は、1種類です。イヌワシは、鳥好きの先生から伊吹山で観察した写真が送られてきました。今回の自然観察は、32種類の生き物の記録ができました。イブキ○○と付く植物も5種類ありましたが、全てが伊吹山だけにあるということではないようです。ルリトラノオ、コイブキアザミは、伊吹山だけの固有種だそうです。固有種は、9種類あるそうです。また、石灰岩地を好んで生育する植物(イチョウシダ、イブキシモツケなど)もあるようです。

トリカブトは、上高地に行ったとき初めて見たのですが、伊吹山にもありました。イブキトリカブトというそうなので、上高地で見たトリカブトは、○○トリカブトと付くのでしょうか。ハクサントリカブトというのもあって、地域によって少しずつ違っています。

 昆虫は、もっと詳しく見ると、小さな甲虫がいろいろいました。また、バッタ類も何種類かいたのですが、これらはまだ整理できていません。あまりに花がいろいろあるので、今回は、花の写真に集中してしまいました。また、「石灰岩地域なので、カタツムリも多い」とネットに書かれているように、カタツムリも多く見られました。石灰岩地域とカタツムリの分布も、関係しているようです。

 現地で、購入してきた植物のパンフレットを見ながら植物名を探し、さらに、一つひとつネットでどのような植物なのかを調べていくようにしたので、多くの植物の写真を撮ってくると整理に時間がかかりますが、一気にこれだけの植物の記録ができるのは、とっても嬉しいです。鹿の食害、人が入り込む人害から保護をするネットや柵が付けられるようになってから、かなり高山植物が復元してきたようです。昭和40年代のお花畑の様子に復元することを目指して保護活動がされています。西登山道コースの入り口の所に、入山の時に寄付をしてください(300円)とありました。8月の上旬ごろが植物の種類が一番多いようですが、6月末頃、また、9月頃に行くと、違った植物を見ることができるようです。何度か行って見たい所です。

伊吹山の開発について調べました。

 「大正には中山再次郎により、関西におけるスキーの山として注目されるようになった。1964年(昭和39年)に深田久弥により日本百名山に選定されると、百名山ブームもあり全国的に登山対象の山として知名度も高まった。1965年(昭和40年)に伊吹山ドライブウェイが開通すると、9合目まで容易に上がれるようになり山頂部は観光地化した。」とありました。

 石灰岩については、次のような記述がネットにありました。

 「伊吹山は約3億年前に噴火した海底火山であったとされており、ウミユリやフズリナの化石が発見されたことから、地層には約2億5千年前の古生代に海底に堆積した層が含まれていると考えられている。その時期にサンゴ礁が形成されたことで石灰質の地層が堆積した。中腹より上部は、古生代二畳紀に形成された石灰岩が広く分布している。山頂部では、カレンフェルトや巨大な石灰露岩などのカルスト地形が見られる。化石が多く含まれ、フズリナやウミユリの化石がよく見られる。石灰岩には塊状の亀裂が多く、水透しが良く表土は乾燥し易い。現在は良質の石灰岩が採掘される山として知られている。」

 30年前に伊吹山へ来た時、ウミユリの化石を見つけたことを思い出しました。また、7月に行った、飛騨大鍾乳洞の石灰岩や、岐阜赤坂の石灰岩とつながりがあるのでしょう。次に行った時は、ペルム紀の石灰岩も、もう少し詳しく見ていきたいと思います。

 

▼阿波踊りの総踊りで、市長と大会運営側がもめている。

▼富田林警察署から、拘留中の容疑者が逃走した。

▼東大を首席で卒業し、ハーバードロースクールへ行き、また、今東大の大学院へ行っている天才女性の紹介をしていた。90分間隔で、学習や記録など、いろいろな取り組みを次々進めている。厳密に時間を守っている。