図書館に行く 2018年7月12日(木)

 

 先週の木曜日に図書館に何年ぶりかに行くと、月2回しかない休館日の日でした。最近行っていないので、罰が当たるというようなアンラッキーな出来事でした。昨日もう一度、図書館に出直しました。今回は、休館日ではないことが分かっているので、大丈夫です。以前何度も来ている大阪市立中央図書館ですが、どのフロアーに、どんな本が置いてるのか思い出せなくて、案内板を見るところからのスタートでした。

 今回の目的は、これから数年計画で英語の本を読み始めるということで、自分が読めるレベルの英語の本を探すことでした。Grasshopper on the road (Arnold Lobel)と、Vacation under the Volcano(Mary Pope Osborne)など4冊、英語の本を借りました。ちょうど、アメリカの小学生でいう、低学年から中学年の子ども達が読むような本です。最初、海外の小学校の教科書を借りて帰ろうかなと思ったのですが、とても重いのでやめました。これは、持ち運びながら読むことはできません。また、家にはアメリカの理科の教科書があるので、教科書で英語を学ぶ場合にはそれが使えます。

 まず、家に帰って、一番簡単な本Grasshopper on the road (Arnold Lobel)62pから読み始めました。分からない単語が、1ページに一つずつはありますが、なんとか挿絵や物語の状況から想像して読み進めることができます。それでも、かなりの数がありそうなので、気になる単語には付箋を貼っておきました。一番簡単な本を一冊読むのに1時間以上かかりました。まったくの絵本でも英語が読めないというのはこんな幼児レベルで困っています。英語の新聞などを読むのは論外であることが分かります。付箋をたくさん貼っています。もう一度、その付箋の周辺を読み返して、これはたぶん大丈夫だというのははがしていき、残った気になる英単語10個ほどを、パソコンで調べました。翌日の朝、もう一度読んでみました。今度は、昨日より早く読めます。書かれている文章のリズムも感じることができます。数回、読み返してみるのがいいなと思いました。幼稚園の子ども達も、同じ絵本を何度も読んでもらいながら、絵本の内容を次第に深く理解していっているようです。わが子も、大好きな絵本は、何度も覚えるまで読んでほしいと言ったことを思い出しました。

 日本語に訳さないで、読み進めるということを、これまでしたことがありませんでした。中学、高校の英語は、教科書ガイドを見て、英語を日本語に直していました。大学のゼミの地質学や火山学の英語の論文は、内容を理解することが目的だったので、いつも辞書片手に日本語に直していました。英文はコピーではりつけて、ノートに書いているのはいつも日本語でした。英語を書くことは殆どありませんでした。英語のまま理解しようというのを思ったこともありませんでした。今のように、小学校から英語を始めるようになると、大学は、英語でゼミをすべきで、日本語に直していてはいけないなと思います。そして、大学の講義は、英語で話し合いができるように、高校までの英語教育を進めてほしいと思います。

 小学校から英語の学習を始めているので、中学校では、たくさん英語の絵本を読ませることが大切なのでしょう。夏休みの課題は、英語で書かれた本を10冊以上読むというような教育になっていくと思います。実際、そうなっているのかもしれません。自分達の学生の頃も、適切なレベルの英文で書かれた文章を、たくさん与えてほしかったなと思います。習い始めたころに、自分で適切な英文を選ぶことはできないので、副読本として、たくさん読むべき本を与える教育を進めましょう。

 

▼タイの鍾乳洞で行方不明になっていた12人の子ども達とコーチが、17日後、無事に救出された。入り口から5キロも奥に入り込み、水かさが増して出られなくなっていた。