仕事が錯綜するとフリーズします 2018年7月10日(火)

 

 仕事は、小学校で教師をしていた頃と比べると、今は殆ど趣味の領域ですが、それでも、大学の資料作りには、多くの時間が費やされます。退職後も文章を書き続けたいと始めた晴歩雨読を中心にして、大学の資料、ブログ「こぎつねさんぽに出かけよう」があり、そこに、「読書の記録」や「さんぽの記録」があります。手帳にメモを書いたり、短い日記も書いたりしています。自分で、自分の仕事を作って忙しがっているという状況かもしれませんが、書くことを退職後の楽しみにしようと考えています。そこに、後輩の文章の校正依頼が時々あり、幼稚園のホームページ作り、理科教科書編集の仕事、理科教育の原稿依頼、出張指導依頼もあり、締め切りのある仕事が入ってきます。

 こんな退職後の書く活動も、仕事が錯綜するとパニックになりフリーズしてしまうことがあります。特に、大学の資料は、毎週2本、5ページずつ、合計10ページ程書いているので、これが一番の負担です。この大学の資料書きで行き詰ると、全ての記録が止まってしまいます。一気にしてしまえばよいのですが、考えがまとまらなかったり、次の講義の工夫を考えたりしていると、パソコンを打つ手が止まってしまいます。そこに、7月からの30度を超える暑さも加わり、本当にピタッと何もできなくなる時があります。困ったものです。少し前の晴歩雨読(90号、6月17日)に、もう大学の講義は今年限りにすると宣言しているので、あともう少しと考えると、なぜかさらに手が止まってしまいます。

 これまで小学校の教師をしている時、自分の部屋のカレンダーをめくらないまま、半月が過ぎていたことがたびたびありました。日々カレンダーを見て、自分の時間を過ごせていない時に、そんな状態になります。仕事場と家との往復だけになってしまい、自分の部屋でこれからのことを考えることがなく、今かかえている目先の仕事だけしか見えていない時です。フリーズしている暇もないときです。最近は、まだ仕事を進められなくなる時があるということは、少しまだ時間的に余裕があるからなのでしょう。だらだらしているという状況が当てはまります。

 このような状況から抜け出すには、簡単にできることから進めます。書けていなかった日記を思い出して書く、手帳に昨日の行動を書き今日の予定を書くなどです。少し、気持ちが進みます。それでも大学のテキストが進まない時は、晴歩雨読を少し書きます。全部書くには、2時間ほどかかるので、半分だけ書きます。そうすると、大学のテキストも書こうかなという気持ちが起こります。本当は、前にも書いた、本とパソコンを持って駅前のドトールに行くのが一番いいのですが、それも行動が起こせないような時が、最悪です。

 後期の大阪の女子大学のテキストは、9月の間に、15回分を書いておこうと考えています。ほぼ昨年と同じように進めるつもりなので、同じようなテキストを作ることが可能です。昨年の文章を下敷きに、加筆修正をしていこうと思います。

 

 小学校の教師をしている時、CDを作るようなコンパクトでテーマ性のある、何度でも聞きたくなるような仕事をしたいと思っていました。音楽は、何度でも聞くということと、15曲ほどがひとまとまりに上手に並べられているということです。ちょうど、大学の15回の仕事と似ています。その15回分の講義テキストが、あとで何度でも読みたいというような独立したテーマが並んでいるように作れると素敵なことです。芸術とは、すごい力です。音楽、絵、詩などは、あとで何度でも鑑賞してみたくなるように作られています。古典と言われる本は、そのようになっています。大学の講義の資料も、芸術の域に高めていけるといいなあと思います。

 

▼洪水被災地の復興が始まりました。まだ、行方不明の方もいます。食べ物の支援、生活用品の支援が始まりました。町の復興の支援ボランティアは、まだ動いていません。支援は、順番があるとテレビで伝えていました。その体制ができていないということです。これから暑い毎日なので、体育館に避難されている人も大変ですし、土砂を取り除く作業も、大変な毎日となりそうです。