体のバランスの測定 2018年6月27日(水)

 

 昨年7月に膝を痛めてから、半年以上、運動ができていなかったので、体中の筋肉が退化してしまっていました。1月の末まで整形外科で治療とビハビリをしてもらうことで、なんとか膝に大きな痛みがなく歩けるようになりました。膝を痛めた原因は、自転車に乗っていて、ブレーキをかけたとき、足も突っ張ってしまったことでした。変形性膝関節症という病名がついて、膝の軟骨が傷ついているということでした。痛めてから1週間は、ものにつかまらないと歩けない状況でしたが、少しずつ痛さを我慢しながら歩けるようになりました。月に2度、膝にヒアルロン酸注射をして、ビハビリ室で、膝周辺の筋肉アップの指導を受けました。このまま、歩けなくなるとどうなるのだろうと心配しながらの半年を過ごしましたが、なんとか治療を続けて、ほぼ痛みがなく歩けるようになりました。

 整形の先生に何度も言われたことが、「膝を伸ばして歩いていますか」、「ストレッチをしていますか」、でした。歩き方と、歩く前後のストレッチがとても大切ということでした。筋肉が固くなっているのに長距離を歩いて酷使をして、さらにストレッチをしないで筋肉を使ったままにしておくと、膝周辺の腱のバランスが悪くなり、膝関節が変形するということのようです。平地を長距離歩くと、ふくらはぎは使うのですが、大腿筋はあまり使いません。そのバランスの悪さがよくないと自分では思いました。坂道を歩いて、大腿筋を使うようにしないといけないと思いました。実際、6か月間の歩けない状況のあと、大腿筋とお尻の筋肉が全くなくなっていました。

 そこで、治療も終わったので、今年の2月から歩き始めることにしました。一日10キロを超えないように歩くこと、そして、風呂上りにはストレッチを必ずすることにしました。同時に、運動不足で増えていた体重を4㎏ほど減らす決心もしました。バランスよく筋肉をつける、体重を減らすことを目標にしました。テレビの健康番組を見ながら、ストレッチや家でできる筋トレにも少しだけ挑戦しました。スクワットと腹筋運動とダンベル体操が良いように、どの番組を見ても言っています。筋肉は50歳を過ぎると、意識して鍛えないと必ずどんどん落ちていくようです。骨は鍛えられないけれど、筋肉は、鍛えれば何歳になっても増やすことができるということです。

 2月から、4㎏減らすのに、4か月かかりました。ひと月にだいたい1㎏減ってきました。5月の連休明けに、二か月ぶりに会った幼稚園の保護者から、「きつね先生、少しほっそりされました?」と、何人にも声をかけてもらえました。お腹周りは実感しているのですが、顔も少しほっそりしたようです。「大病で、痩せているのではないのですよ。少しだけ、ダイエットしています。」と、心配をかけないように、正直に体重を減らしていることを伝えるようにしました。次の会話が、「どうやったら、体重が減るのですか。」と聞きます。そこで、毎日、できるだけ数㎞~10㎞(2時間)ほど歩くこと、ご飯(米)はあまり食べないようにすることを伝えました。返事は、「ちょっと無理かな」と、多くの方は言います。うどん、ラーメン、ご飯は、最近は殆ど食べないようにしています。おかず(お肉、魚、野菜)は、いままで以上に食べるようにしています。パンは、たまに少しだけ食べます。特に家にいる昼食は、豆腐を中心に、おかずをいろいろ食べるようにします。たんぱく質を減らさないようにしようと考えています。  

 6月に、たまたま地域新聞で見た、歩き方の講習会(500円)と、体のバランスの測定(300円)という、ちょっとしたイベントに参加しました。歩き方の講習会は、知り合いの整形外科の先生が、開催されたイベントで、公園で正しい歩き方を教えてくれるというものでした。腰を伸ばすストレッチと、腰から歩く歩き方を教えてもらいました。腰を背骨の中心に少し回転させるようにしながら足を前に出すという歩き方でした。そのように歩くと、膝が全く痛くありません。足がすっと前に出るようになりました。いいときに、いい歩き方を教えてもらうことができました。

 体のバランスの測定は、体育館の筋トレの指導員の方が、イベントで調べてくれるというものでした。測定器の上で、手に電極を持って立つだけの測定ですが、骨、筋肉、脂肪、水分の比率が分かります。それも、両足、両腕、上半身、下半身と、部位ごとのバランスが分かります。適性体重もわかりました。4㎏ほど減らした今、ちょうど適性体重になっていることがわかりました。これ以上減らしてはいけないようです。体重はちょうどいいのですが、まだ、脂肪が少し多くて、上半身の筋肉が少し少ないということが分かりました。測定後の指導は、上半身の筋トレをしましょうということでした。

 歩きすぎて膝を痛めないようにすることと、適性体重でいることを、健康生活の目標にしたいと思います。太っていると、いろんなことでとても損をしていると思います。ダイエットと大層なことを考えないで、食べる量を減らすと、体の中の蓄積された栄養分が消費されます。食べる量を管理することは、お部屋の要らない物の片づけと似ています。断捨離を、どちらでも実行し、シンプルで健康的な生活ができるようにしたいです。