晴歩雨読の一覧 2018年6月6日(水)

 

 晴歩雨読は、小学校を退職する6か月も前から、退職後に書き続けるお便りとして始めたものです。退職する前から何枚か書き進めて、退職後に趣味として書いていきたいと考えていました。しかし、小学校退職後は、大学の講義の資料作り、幼稚園の半日勤務があり、予想していた以上に殆ど晴歩雨読は書き進めることができませんでした。特に、退職後2年目の2017年度は、大学の講義の数が増え、さらに父の調子が悪くなり7月に亡くなったので、ほぼ10か月は晴歩雨読が全く書けませんでした。大学の講義の資料作りで精一杯でした。 

 書けていない時期は、何をしていたのか考えました。一つは、幼稚園の子ども達とつくるブログ「こぎつねさんぽに出かけよう」に時間をかけていました。幼稚園には2年間、子どもが登園する日は、午前中勤務をして、子ども達が持ち込んだ自然や、園内で見つけた虫や花を中心に、自然の記録をしました。ブログの写真と文章をワードに入れて印刷をすると、2016年度は130頁、2017年度は210頁にもなりました。もう一つは、大学の資料でも、1校半期15回分で60~100頁書いているので、80頁×5講座で400頁ほどになります。これでは、晴歩雨読を書くのは、少し無理なのは当然でした。 

 また、昨年(2017年)8月から、これまでコンピュータで書いてきたお便りと論文を、ブログに入れようと取り組みを始めました。パソコンが壊れてしまうと、これまで書いた全ての文章のデータがなくなってしまうからです。こぎつね小学校に22年前に赴任した頃からパソコンを使い始めていて、20年前ぐらい前までは遡ることができたので、お便りや論文のデータを、約20年分取り出す作業をしました。これらの作業は、2017年8月に始めて、2018年3月までかけて800項目ほどの文章をブログに入れることができました。全部読み直して、子どもの名前はイニシャルにして、学校名をこぎつね小に置き換えて、文章の修正も少ししてアップしました。A4に換算すると、2000頁以上の文章を読み直して、校正して、ブログにアップできました。 

 退職後3年目の2018年4月からは、大学の講義を一校分減らしたので、資料作りは少し楽になりました。幼稚園の勤務も、週2日になったので、ブログに書いてあげる子ども達の自然の記録も減ってきています。少しは、自分の文章を書いてみようと思える時間も増え、最近は、晴歩雨読が順調に進んでいます。

 2018年3月末で、これまで書いてきた文章を、ブログに全て入れてしまったので、2018年の4月から、晴歩雨読をブログに入れ始めました。4月当初、60号ぐらいまで、A4で120頁分書いていました。これも、もう一度読み直して、校正して、ブログ「きつねTのこぎつねだより」に、1日1編ずつ、アップすることにしました。これまで自分自身が書いた多くのお便りや論文が「きつねTのこぎつねだより」のブログに入っていて、その続きとして晴歩雨読を入れていくことができるのがとても幸せです。

 今日は6月6日です。今日、ブログにアップした晴歩雨読は60号で、2018年3月3日に書いたものです。そして今、ここに書いているのが、84号です。まだ、ストックが24号分あります。一気に入れてしまうこともできるのですが、毎日1編ずつ入れていくようにします。書けない日もあるので、そのうちストックがなくなり、書きながら入れていくようになるのも、そう遠くないと思っています。

 

 晴歩雨読の表題一覧を整理するために書き出してみました。ブログは、表題だけでなく、文章の中の言葉にまで検索がかけられるので便利ですが、表題一覧を俯瞰しようと思うと、書き出しておかないと、見ることができません。

 

<晴歩雨読 表題一覧>

◆2015年7月~12月

1 書き始めに際して、2 晴歩雨読の始まり、3 歩きと本と地図、4 トレーニングコース、5 理科の教育、6 台風と洪水、7 全国学力テスト理科、8 実験・観察への出会い方、9 コンピュータを買う、10 研究開発学校のこと、11 博物館で学ぶ、

◆2016年1月~12月

12 子どもが育つ学校、13 部屋の環境、14 本を読む、15 自然の観察、16 お寺巡礼の発見、17 論文を書く、18 本屋が店じまいをする、19 鈴木牧之の『秋山記行』に出会う、20 東京さんぽ(東京駅~飯田橋)、21 大学の講座が始まる①、22 室戸岬の地層、23 部屋の片づけ、24 こぎつね研究室を開設、25 こぎつね研究室の活動、26 九州の地震、27 読書とブログ、28 山の辺の道を歩く、29 新しい指導要領の方向性、30 でんぷんの観察、31 ビーグル号航海記、32 異常気象?、33    国とは何か、34 久しぶりに歩く、35 大隅良典先生がノーベル賞を受賞、36 ブログ記録を教育に活用するには、37 ブログで生き物の記録をする、38 書いて記録を残す、39 新しい年に向けて、 

◆2017年10月~12月(1月~9月は書けていない)

40 久しぶりの記録、41 文章を書く、42 大学の授業、43 独自学習からの学習、44 生活科の学習、45 先生になるということ、46 先生に必要な能力、47 時間を大切に生きる、48 学習研究誌に書いた文章をブログに載せる、49 今年の振り返り、50 新年の計画、

◆2018年1月~6月

51 先生への道のり、52 大学の学習の進め方、53 片付け、54 晴歩雨読をブログへ、55 河内街道、56 ブログを書くように、57 新しい生活リズム、58 書くということ、59 歩き方とおたずね、60 こぎつね教育研究所だより、61 見通しを持つこと、62 幼稚園の子どもの輝き、63 お家生活、64 おさんぽ生活始める、65 博物館めぐりで考えたこと、66 お部屋のダイエット、67 知識や情景を書く、68 歩きコース、69 姿勢を真っすぐ、70 昔の資料を捨てながら、71 熊野街道、72 詳しく書く、73 街道歩き、74 毎日がゴールデンウイーク、75 大学の資料作り、76 山の生活、77 充電する、78 自分時間の確保、79 子どもの本来持っている能力、80 大学生の研究的探究、81 高田宏さんの本の記録、82 本を読むこと、83 英語のテキスト作りから

 

 以上のように書き進めています。書いていると、文章を書く力が落ちないような気がします。書かないと、すぐに書けなくなります。読書も、読んでいないと読む早さがぐっと落ちます。昔、懸命に書道をしている頃、3日筆を持たないと思うように書けなくなるということを経験しています。3日、筆を持たないと、戻るのに3日かかるようでした。たぶん、文章も一緒だと思います。これからも、読書に合わせて、書き進めたいと思います。