新年の計画 2017年12月31日(日)

 

 新しい年は、どのように過ごそうか一年の最初に考えます。これは、こぎつね小学校で担任をしている時は、2月の研究会を終えたころから4月にかけて、次の年はどんなことをしようかと考えるのと同じです。前も書いたことですが、毎年、頭の中の配線を二か月間かけて変えて、新しいこと、新しい生活を創る時に対応できるようにしてきました。これまでも、最初に目標を書き出しておくと、そのいくつかは実現してきたように思います。今年の反省と来年のしたいことを、しっかり持ちたいと思います。

 今年を振り返ると、どうも、幼稚園の午前中勤務と、大学の講義の準備に追われて、土日は殆ど机に縛られていた感じでした。朝、5時45分に家を出て、12時30分までの幼稚園勤務。幼稚園は実質4時間勤務ですが、朝のスタバで1時間、帰りの難波で1時間を入れると、朝から家に帰ってくるまでの時間は、8時間以上になります。こんな生活は、もうやめてもよいかもしれません。さらに、週に2回、大学の講義をして、その資料作りにも膨大な時間がかかります。しかし、懸命に資料を作っても、大学生の反応は今一つなので、あまりやりがいがありません。生活の仕方は自分で選択できる時ですから、依頼された仕事を全て受けないで、もうそろそろ幼稚園を終えて、大学の講義もあと一年で全て終えて、これまでの仕事をまとめていくようにしようと思います。新年度は、幼稚園の仕事、大学の講義の準備と並行して、計画的な読書を進めて、少しずつ自分のしたかったことに取り組みたいなと思います。先輩のO先生のように、本を書く事はできませんが、このまま70歳まで大学の仕事をすることはしないでおこうと思います。

 

 自分は何をしたいのかを考えてみました。基本的には、「本を読む、地図を見る、歩く、訪ねる、記録をする、ブログにまとめる、次の計画を立てる」ということだと思います。読書は、「自然、街道、山、教育分野」を中心に、自然の記録に役に立つものを読みたいと思います。絵を描く、書道をする、体を鍛えるということも、隙間に入れていきたいと思っています。多分、これも思い続けると、いくつかのことができるように思います。

 

 フットワークを軽くするためには、荷物を減らす必要があります。リュックが重いので、ノートパソコンをどのように使うかを、少し考え直さないといけません。これまでのように、常に持ち歩くのではなく、文章は家で入力するようにします。記録のメモは、ノートかA4用紙か手帳に、ペンで書くようにすることです。これまでの仕事をしていた時期はあまりに忙しくて、お便りも原稿も、喫茶店や電車の中で、ノートパソコンを使って書いてきたのですが、パソコンを持ち歩くことは、もういらないように思います。しかし、パソコンは、2台を並行しながら使うことは大切です。これまでもパソコンが壊れると、仕事がすべて止まってしまいパニックになったので、データをやり取りしながら、2台を使っていきたいです。これまでは、何回かの失敗で、壊れる前に買い換えていました。これからも2台を使うと、片方が使えなくなっても、使い慣れている片方を使って、復活ができると思います。パソコンなしでは、生きていけない生活になっています。

 

 これからの調べ学習や記録の文章は、この晴歩雨読に書き、「きつねTのこぎつねだより」にアップしていこうと思います。また、写真は、「こぎつねさんぽに出かけよう」にアップするように考えています。見てくれる人は殆どいなくなるのですが、自分の取り組みの記録のために、書き続けることが大切かなと思います。自分のパソコンだけに書いていても、パソコンが壊れてしまうと全部なくなってしまうので、ブログに掲載していくのは、緊張感も少しあっていいものだと思っています。いい時代になりました。まだ、この晴歩雨読は、ブログに掲載していませんが、文章と写真の二つのブログが充実するような生活が、多分、これからの生活の目標になるのではないかと考えます。

 

 写真は、季節の変化に合わせて、ブログにアップしていくと、今見てくれている何人かの園児のご家庭が、小学校へ行っても、見てくれるのではないかと思っています。教育的な写真を撮ることは、これまでの子ども達への恩返しにもなるので、少しは意味があるかなと思っています。教育に熱心なご家庭の自由研究のネタ、自由研究のバックヤードになるのではないかと、考えています。これまで自分自身も、自然を深く見る、詳しく見る、続けて見ることが、授業をしながらではできていなかったので、自分でデータを作るようにしたいと思います。

 

 何か目標を持つと、生活が充実すると思います。人は、生きていること自体に目的はないのですから、自分で目標を作った方が楽しめるものです。のんびり生活は、私の性格上、すぐに飽きてくるので、これまでの仕事のリズムを生かして「読む、歩く、書く」という自由に課題を選べる生活がこれからは一番合っていると思います。作家のまねごと、オンライン教育のまねごとを、進めたいなと考えています。

 

 働いている時は、仕事のリズムで生活をしていたので、自分で全てを考えなくても、会議や学級指導や出張講演などで、一年間がほぼ決められたレール上を走って終わっていました。これからは、自分で何かを計画して、自分で行動を起こさないと、すべての動きが止まってしまうことに、最近気が付きました。思い返すと、現職の時は、夏休みや冬休みも5月の連休も、ずっと原稿に追われていたので、次々と仕事をこなす生活をしていました。退職後2年目の今は、大学の授業期間である、4月〜7月、10月〜1月の間は、これまでと同じように忙しいのですが、8〜9月、2〜3月は、自分のしたいことができます。来年4月からは、幼稚園の勤務をなくした分、土日まで大学の資料作りをしなくてもよいので、大学の授業期間中でも、少しは自分で好きに使える時間が増えると思います。計画的に、歩く予定を立てて、積極的に、出歩きたいと思います。さらに、大学の講義を全て終える一年先の2月からは、全て自分で使える時間となります。どんな生活になるのか、不安も少しありますが、楽しみがあります。ブラタモリのように、一週間に一度、あちこち出かけて、見て、そして記録をしていく生活をしてみたいです。その記録に、少しは自然の教育とのつながりを表現していけるといいなと思います。

 

 絵を描く、書道をするというのは、多分、手紙や葉書を書く事にすると、よいのではないかと考えています。これまで、幼稚園や大学への勤務など、小学校勤務から続けてしているので、退職の挨拶ができていませんでした。これから、少しずつ、手紙や葉書を書き続けようと思います。受け取った人は迷惑だと思いますが、自分の趣味のために書きたいと思います。また、この晴歩雨読のカットに、自分が書いたつたない絵や書道を入れていくと、記録に残せるのではないかとも考えます。スキャナーもあるし、写真で撮影してもよいので、記録してみたいなと思います。

 

 このように、つらつら書いていると、これから新年度自分が向かう生活の仕方が見えてきたように思います。五木寛之さんのように、日本各地を訪ねてエッセイを書き、司馬遼太郎さんのように、歴史も少し調べたりして、自然に関する紀行文を書き、ブログで記録づくりをしていく生活ができるようにしたいです。自分でカットまで書くようにすると、楽しいのかなと考えます。まずは、行きたい所をしっかり独自学習をして、おたずねを持って出かけるという、これまで子どもと取り組んだ探究方法で深めます。