夢に向かって一歩 2015年3月20日
進級おめでとうございます。
3月10日、卒業生は緊張感の中にも晴れやかに卒業式を終え、新しい学業への一歩を踏み出しました。そして3月20日、在校生の1年生から5年生の子どもたちは、それぞれの学年の学業を修め、一学年進級することができました。1年生と3年生はクラス替えがあり、新たな級友との学びが始まることになります。さらに、4月10日の入園入学式には、新1年生を迎えます。元気で活発な子どもたちの声が、校庭に教室にあふれることでしょう。修了式の今日、校長より発表しました担任、専科教諭、その他教職員と共に、新たな一年間の学習を進めていきます。よろしくお願いします。
私たちの学校は、大正期以来変わらず「子どもの自律した学びを育てる」ことを大切にしてきています。新年度も、しごと・けいこ・なかよしの活動において、より深い個性的追究の独自学習に取り組ませ、共に学び高め合う相互学習の創造を目指していきます。保護者の皆様のご理解とご協力を賜り、「奈良の学習法」による教育を進めていきます。
新年度は、これまでの低学年集会・高学年集会・グループなかよしの活動を再構成し、「なかよしクラブ(幼3〜5歳)」・「なかよしひろば(幼5歳、1年、2年)」・「なかよしラボ(3〜6年)」という、幼小一貫した教育の取り組みをスタートさせます。「なかよしクラブ」は、これまでの幼稚園での実践をもとに、さらに子どもたちの学び合いを深めた取り組みを進めます。「なかよしひろば」は、これまでの幼小接続5年間の実績をもとに、幼稚園と小学校教育をつなぎ、子どもどうしの自然な学び合いの中に、子ども主体の教育の創造を見つめていきます。「なかよしラボ」は、3〜6年の子どもたちが11グループに分かれて、個人追究課題を決め、一年間の計画を立てて、ラボ担当の先生に指導を受けながら学びを創ります。25人ほどの各ラボ内では、さらに3〜6年生が混じった小グループになり、高学年の子どもの優れた追究が、下の学年の子どもたちのお手本になるという、学びの伝承を目指したラボ組織の育成を進めます。特に「なかよしラボ」は、新年度より新たに始める取り組みなので、計画、追究、発表、ふりかえり、再構成など、全てが手探りの状況で進められます。これまでの自由研究発表に取り組んできた経験、各学級のしごと学習での追究の経験を生かしながら、異学年集団による学び合いを生かした個人追究の育成を目指します。保護者の皆様のご支援なくしては調査活動などが進められません。何卒ご協力よろしくお願い申し上げます。
新年度は、「附小だより」を月に一度出すことにより、学校の動き、行事、子どもの下校などの連絡をしていきたいと考えました。次の5月号は、4月の中旬過ぎに出す予定をしています。 (副校長)