3星の子どもたちへ(3) 2017年3月17日(金)
「学級お別れなかよし」の時間を、子どもたちは本当に上手に企画して、楽しみました。自分達でプログラムを考えました。計画の時間は、きつねTは幼稚園の終業式に行っていました。午後から始められたなかよしの時間では、楽しい自作カルタが準備されていたり、へんなルールのクイズを必死で楽しんだり、外で走り回ったりと、本当に気持ちのいい子たちだなあと感心しました。特に、最初と最後に全員で歌った3曲は、心にしみるきれいな歌声でした。歌声のきれいな学級は、全員が仲良く、協力し合って楽しむことができるすてきな学級であることが分かりました。
TN先生ときつねTは、3星の子どもたちの様子をふり返って、少し話をしました。
「あの子たちは、あんなに明るく元気な子ども達だったんですね。」
「ちょっと、ぼーっとしていたように思っていた男子が、目を生き生きさせて、最近はあらゆるところで活躍しています。」
「全員の顔が、輝いているように思います。」
「女子が、とても優しくなってきました。」
「ノートの文字を雑に書いていた男子も、筆圧のある文字を書くようになりました。」
「そういえば、その乱雑男子は、いろいろな話し合いや学習を、引っ張ってくれていますね。」
「その中に、女子も入り込んで負けていません。」
「テストも、しっかり点数を取りますね。殆どが100や90台で、80台ではもう大変ですね。賢い子たちです。本気で勉強をし始めると、凄いでしょうね。」
「最後の朝の元気調べでは、『へえーーすごい』と思えるような話題を話せている子どもが何人かいて、私たち二人の顔がほころびましたね。」
「あの子が、ついに、そんな話題を、言えるようになってきたのですね。涙が出そうですね。」
「世界が広がり始めて、少し遠くが見えてきている子どもの姿を見つけることができました。うれしいです。」
「ちょっと、この学級を今終えるのが、もったいないですね。丁度、子ども達の心の中が、活性化してきているような時です。生き生きが、手に取るように感じられますね。」
「一度、目の奥に小さな灯がともった子どもたちは、どんな状況でも力を付けていくと思います。」
「これからの成長が楽しみですね。」
「本当に、10年後が楽しみな子ども達です。」
長く小学校で先生をしてきて、副校長までして、もう学級担任をすることはないと思っていました。短い期間でしたが、素敵な子ども達の、学び合う姿を見ることができました。楽しかったです。
今回は、補助のTN先生の繊細な支えがあって初めて成り立った、「楽しい学習の時間」でした。TN先生は、出しゃばらず、きつねTの進め方を全面的に受け入れ、支援してくださいました。
きつねTは、4月から、また幼稚園で1年間、園児と楽しく活動をします。さらに進化した活動を、ブログで発信します。もしよかったら、見てくださいね。きつねTは、いつも近くにいます。
最後にきつねTのおまじないを伝授しましょう。『明日の日記を書く』こともいいですよ。「明日は、〇〇があります。今日、それについて詳しく調べると・・・」です。