春休みの学習について 2017年3月1日(水)
春休みが近づいてきました。
懇談会での話です。「春休みには、3年生の復習の問題集をさせた方がいいでしょうか」と尋ねられました。「問題集よりも、あちこち出かけてそれを、日記にしっかり書かせたり、図書館に定期的に出かけて、たくさん本を読んだりすると良いのではないでしょうか」と答えました。
私も、春は少しあちこち出かけて、4月から始まる大学の理科教育の講義の準備をしたり、幼稚園の植物学習の計画を立てたりしたいと考えています。今年度の幼稚園での実践のブログは、昆虫が中心でしたが、次年度は植物もしっかり記録していきたいと思います。今回、3年星組で取り組んだ樹木図鑑の実践も、次年度の幼稚園の活動や大学の講義で、さらに発展させたいと考えます。
春には時間の余裕のあるご家庭は、奈良のあちこちへ、さらに京都、大阪へ、資料館、博物館、体験教室などへご参加ください。申し込みが必要のある行事などは、締め切りが迫っているのではないでしょうか。お泊りで行く場合には、旅館の手配なども必要ですね。遠くへ行くのもよし、近くのフィールドで学習するのもよいでしょう。
子どもと一緒に学びなおすことは大切です。親子で楽しみ、子ども以上に親が喜ぶと、子どもは頑張れます。植物や昆虫や鳥の名前を図鑑で調べながら識別してみる、春日山原始林の自然を調べる、科学実験やコンピュータのプログラムの学習に参加してみる、役行者や行基様の足跡を辿ってみる、空海様とは、藤原京・平城京・難波宮を比べる、東大寺・薬師寺・興福寺・元興寺など古寺について、暗峠を歩く、聖武天皇・光明皇后はどんな人だったのか、山の辺の道や古墳めぐり、大和三山制覇、二上山の岩石と古代人、吉野・高野山、熊野詣など、書き始めるといくらでもあります。奈良に育つ子どもは、これらのことについて、短く説明できるようになりたいものです。郷土の蘊蓄を語れるのが、これから国際社会で活躍していく子ども達の、日本人としての教養となります。メモ、記録の取り方が問われますが、すぐに上手になるでしょう。そして、日記に要約を書きながら、自分の学びの記録(日記)を、書き続けることが大切です。
私は、いろいろな方が書かれた本を読みます。宮本常一、南方熊楠、鶴見良行、谷沢永一、高田宏、村上春樹さんなどの本は集めながら読んでいます。特に多くの著作のある谷沢永一、高田宏さんの本は、古書屋で出合うと必ず購入します。かなり集めました。また、村上春樹さんの文章は、とても敬愛しています。最新刊も買いました。早くノーベル賞を受賞されることを期待しています。
■こぎつねならさんぽ(二月堂お水取り)
<日時> 3月6日(月)
8時20分 近鉄奈良駅行基様前集合
12時15分頃 学校へ戻ります。
給食を食べます。
<見学コース> 近鉄奈良駅→興福寺→氷室神社→東大寺南大門→大仏殿→二月堂→手向山八幡宮→近鉄奈良駅→学園前→学校
<持ち物>学校のカバン、お水取りの資料、メモ帳、乗車カード、簡単な雨具、
●夜のお松明の見学へ是非ご家庭で参加ください。