どこでも理科 2007.3.19
先日、東京の文部科学省へいきました。文科省での話し合いは午後からでしたので、東京に着いたとき、昼までに少し時間がありました。毎回、隙間で東京さんぽをするのを楽しみにしているのですが、今回は、有楽町から銀座界隈を初めて歩きました。東京駅のコインロッカーに荷物を入れて、昼前の銀座を歩きました。たぶん、夜は全く違った姿をしているとは思いますが、昼間の銀座も素敵でした。私でも知っているような有名ブランドの店があちらこちらにありました。私は、石を売っている店を少し見て、あとは、本屋、古本屋で理科資料収集をしました。
築地が銀座から近くにあると、今回、地図を見て初めて知りました。歩いて行ってみると、10分足らずで築地に着きます。東京湾の漁の卸売市場があり、そこに張り付くように、すし屋、魚屋、乾物店などの密集した路地が迷路のようにあります。丁度、上野のアメ横のような、また、神戸の中華街のような雰囲気です。今回、そこで、「ちりめん雑魚」を買おうと思ったのですが、理科素材としての「いい物」を見つけることができませんでした。みなさんも知っていると思いますが、ちりめん雑魚は主にカタクチイワシの稚魚ですが、それに混じって、タコ、イカ、カニの幼生、タツノオトシゴ、フグ、タチウオなど、いろいろな稚魚が混じっていて、それを拾い集めて分類してみようと考えていました。あいにく、我が家の近くのスーパーに売っているようなものと同じで、混じり物の少ない、選別のされたものしかありませんでした。今度は、海辺に出かけたとき、浜茹での店で探そうと思います。
今回は、この二箇所を、ほんの隙間の時間に見て歩いたのですが、これまでに、東京では、上野国立自然博物館、上野動物園、科学未来館、寄生虫博物館、紙の博物館、塩とたばこの博物館、東京大学附属小石川植物園などを見てきました。まだまだ探せば、鉱物、昆虫、植物などの資料館や博物館もあると思います。
今、大阪歴史博物館では、「脳!内なる不思議の世界」の展示をしています。また、兵庫県丹波では、恐竜発掘でにぎわっています。春の、ちょっとお出かけのときに、自然、環境など、理科的な資料集めをしてほしいと思います。春の海岸では、貝殻、岩石採集、海草の採集など、いろいろな資料集めが出来ます。アミューズメントパークでないところで、楽しめる子どもに育てていきたいものです。
▼これからの予定
春休みの課題
春休みは、理科学習からの特別の課題はありませんが、次のことに取り組んでおいてください。
<新4年>
季節日記を二、三日に一度は書く。自分の見つけた身近な自然を中心に書いてください。
<新5年>
新学期、種の発芽実験をしますので、いろいろな種集めをしておいてください。特に、果物など食べたとき、種を取っておいてください。
<新6年>
ミョウバンの結晶作りが出来る人は、取り組んでおいてください。