新聞の切り抜き資料 2007.1.22

 

 これまでも何度か、新聞の切り抜きを集めて授業に活用しようと努力したことがあります。学級担任のときは、国語も算数も社会も理科も教えるので、いろいろな分野の、何でもいいから興味のあるものを片っ端から集めて、それを分類整理して、ジャンル別に分けて引き出しに入れていくことにしましたが、すぐに、集めているだけになってしまいました。そして最初は、どんどん分野別に溜まっていくので嬉しくなるのですが、すぐに膨大になって整理がつかなくなってしまいました。

 最近ではインターネットで情報検索ができるようになり、いつでもどんな記事についても調べられる時代になりました。そこで、新聞の切り抜きをするような手間をかけることは必要ないと言われる人も多くなりました。しかし、本と同じで、自分の興味で一つに編集されて集められたものは、それはそれで面白いものです。そこで最近再び、自分用の月刊誌を作る感覚で、切り抜きを集めて月ごとに編集してみることにしました。 A4の用紙に新聞の切り抜きを貼っていき、一月単位で綴じて行く方法です。私は理科の教師ですので、科学分野のことだけを切り抜いています。宇宙開発、植物、昆虫、環境、地震、省エネルギーなどが最近の切り抜きの記事です。

 この発想は、どこで得たかというと、電車の中でよく出会う人で、広告の裏に切り抜きを貼って、その広告を製本して毎日読んでいる人を見たことです。表紙も、包装紙で作っていて、本当に手作りのものでした。これなら、上質紙も必要ないので、すごく節約できると思いました。電車の中で読んでいる姿を見ると、広告の束を持っている感じで、自分なら少し抵抗があるなあと思ってしまいましたが、お金をかけないいい方法だと感じました。私は、学校現場で使うので、A4判の上質紙を使っているのですが、月刊誌のように綴じて行くと、立派な資料になります。また、冊子にしているので、増えていくたびに、前の記事も本のようにパラパラと見るので、何度も読むことになります。

 切り抜きを続けていると、環境関連のことがとても多いように思います。温暖化、石油問題、太陽光パネル、里山、熱帯雨林など、ちょっとした環境関連の月刊誌を思わせるような資料集ができます。時事的な情報集めは、このようにすると簡単だと感じられました。皆さんも、自分のこだわっている学習や自由研究の資料集めに、焦点を絞った切り抜きをして、月刊誌にしていくと、いい研究資料になりますよ。

 

▼これからの予定 

3年

 省エネルギーの取り組み発表。模造紙を持ってくるようにしてください。

4年

 物に熱を与えたときの変化を、実験で確かめます。

5年

 ふりこ、衝突の実験を進めます。独自学習で進めた実験の、さらに発展実験に取り掛かります。

6年

 電磁石の性質調べと工作をします。また、モーターを自作して、そのモーターで走る車の模型を作ったりもします。

科学G 

 科学グループの発表準備をします。2月9日金曜日が発表です。