季節日記 2005.9. 26
3年生、4年生は、授業の最初の5分から10分間を、季節日記を書くようにしています。きつねTが、しばらく理科授業から離れていたので、そのペースがすっかり崩れていましたが、またその習慣を取り戻して、文章で考えながら表現するという、基本的な学習を、再開していきたいと思っています。
■4星 OK君 「季節日記 9/22」
ぼくの弟はカマキリを育てています。毎日2~3びきオンブバッタなどをあげています。カマキリのえさの取り方は、まず、バッタを目にやきつけます。そして、すばやくカマをふりおとし、つかまえます。弟はその次の日、学校の花だんでカマキリをつかまえたそうです。でも、弟は「前よりカマキリの数がへってたよ。だから1ぴきしか取れへんかった。」と言っていました。ぼくはこれを聞いて、秋に変わっていくからカマキリもそれにつれて変わっているのかなあと思いました。
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一学期の中頃は、3年生も4年生も、自分の観察を理科の自学用ノートに書いて、週一回出している子どもがかなりいました。ファイルノート、大学ノートいろいろなノートに書いて、自分の追究を家でして書いてきていました。丁度、きつねTが大学生の時、自分なりのレポートを毎週一回、何ページも書いて、物理の先生に提出していたことが思い出される勉強方法です。物理実験があり、その考察を、大学の図書館にこもって、本を調べたりしながら、自分なりの考えをだらだらと文章で書いて提出していました。大学の先生も忙しいのに、それなりに読んで、一言コメントを書いて下さっていました。自分なりに納得のいくまで調べて書くというのは、とても良い経験をしたと思っています。
■3月 ON君 「ホウセンカ 9/14」
「ぼくは、実はなかなかひらかないと思っていたけど、ほんとうは力はいらないで、ぽかっとあいてびっくりしました。ぼくは白と赤の色しかないと思っていたけどほんとうはそうではなく、白と赤がまざったやつもありました。くきは1cmぐらいと思っていたけど、ほんとうは2cmもあったのでびっくりしました。ぼくはさいしょは、葉はまるっぽいと思っていたけど、ほんとうはギザギザだったので、ほんとうはギザギザなんだーと思いました。実をとって、少しちいさかったけど、種が13こも入っていました。ぼくは上にしか花がさかないと思っていたけど、ほんとうは下からさいていって、花より下は実で、花より上はつぼみです。」
学校のノートを持って帰らないと言うのは、最初に約束をしているので、家で理科の自学がとてもしにくいのは分かります。そこで、自分なりの自学用の理科ノートを作るように最初に言いました。
また、3年、4年生は、毎回季節日記を書きますので、そのために準備をしておいて下さい。今回は、このことを書こうとか、デジカメで撮った写真を印刷して持ってくるとかして、自分なりの準備があればさらにいいでしょう。学校のノートは、学校で仕上げて、それ以上の学習は、家の理科自学ノートにしてくるようにお願いします。
きつねTは、今、大阪市立中央図書館で、このお便りを書いています。家にいて仕事を進めてもいいのですが、どうしても家にいると、つい寝ころんでしまったり、テレビを付けてしまったりして、30分や1時間がすぐに過ぎてしまいます。そこで、思い切って、家を出て、図書館でお便りを書いたり、本を読んだりするようにしています。
皆さんも、季節日記を書くための情報集めに、近くの野原や公園にデジカメとメモノートを持って出かけたり、見つけた自然について、図書館で調べたりしてみてはどうでしょうか。きつねTが、小学校4年生の時、夏休みに天王寺図書館にかよって、太陽の事を、レポート用紙100枚にまとめたことを思い出します。