自分の姿を内観する 平成17年 2月28日(月)
子ども達の毎日の生活は、もう私たち担任から離れて次の大きな世界へ踏み出そうとしています。私たちは、これまで小学校でどんなことを伝えてきたのだろうと、目の前の子ども達を見つめ直してみました。小学校の出口としての最後の育ちの姿が、今、そこにはあるはずです。見学に来られた先生方は、とても素晴らしいと褒めてくださいます。また、研究会では、素敵な学習の在り方を全国の多くの先生方に示してくれています。しかし、それは、もしかしたら一部の子どもの姿で、頑張るふりをしているだけの人がいるのではないでしょうか。今一度、自分の成長を振り返ってみたいと思います。
日記を毎日しっかり書いていますか。日頃の学習、そして研究会の学習で、自分から進んで意見を言えましたか。毎日の活動の振り返りで感想や反省が言えましたか。日直の掃除や戸締まりは責任をもってやっていますか。学習ノートをきちんと書いていますか。電車や公共の場所で、常識ある行動ができていますか。1年生の給食のお世話で、エプロンをつけて自分の役割をきちんと最後までやり抜いていますか。遅刻せず朝の掃除の指導を低学年にしていますか。帽子、校章、上靴、服装をきちんと守っていますか。友達の心を痛めるような行動・言動をしていませんか。全て、反省と優しさのリズムです。
最後まで、我が校のリズムの中で、当たり前に行動できている人がおそらく半分以上はいます。それで、素晴らしい子ども達だと評価を頂いています。しかし、最後の所で崩れている人もいるように思いますがどうですか。本当は、我が校のリズムを体得できていない人は、免許皆伝を与えられないので、落第にして、学び直しをして欲しいのです。しかし、残念ですが卒業させてしまいます。受験勉強をしてから、だらしなくなって、全く崩れてしまっている人もいるので残念です。小学校は単なる進学のステップではなく、人生の基本リズムの体得の場です。自分に厳しく、他人に優しく。
私たちは、たくさんの時間を一緒にすごして、物、人、精神に出合ってきました。自分のあゆみをしっかり認識できている人は、その歩んだ道の価値を生かして、自分の成長を実感していると思います。歩みの中の「よさ」は何だったのか、どのように成長したのか、じっくり内観して10日間を過ごしていきたいと思います。
■卒業式の練習
今週の後半から、卒業式の練習に入ります。あまり同じ事を何回も繰り返したりしません。本当なら、本番の一回きりでもいいのですが、それでは、進行順が分からず困ると思うので、順序を覚える程度にしたいと思っています。後は、自分が一番良いと思う姿で行動してくれるといいのではないかと思います。また、卒業の歌を、二部合唱で美しく歌いたいと思います。今年の卒業式は、檀上の子どもの顔が少しでも保護者や在校生に見えるように、今までとは違って檀上への階段を一つ増やし、前を向いて降りるように考えています。喜びの顔を、皆様に見て頂けるようにしました。
卒業式の練習に合わせて、午後から清掃など、校内の奉仕活動をします。
■学級の荷物
自分の荷物を持って帰るために、大きな袋を持ってきてください。すっきりとした教室で、卒業式をしましょう。
今週の予定 下校
28 月 16:00
1 火 16:00
2 水 16:00
3 木 16:00
4 金 卒業式練習 16:00
5 土 休み
6 日 休み
7 月 卒業式練習 16:00