電車であう人達 平成17年2月14日(月)

 

 11年間も、難波から同じ時刻の電車に毎朝乗っていると、いろいろな学生がいます。大きな声でおしゃべりをして、周りに迷惑をかけている女子学生が多くいるのは困るのですが、T小学生は、いつも本を読んでいたり、何かプリントをしたりしていて感心します。T小は勉強をよくする子どもが多いなあと感じました。難波からの快速急行に乗っていましたので、我が校の子ども達の姿は殆ど見ていませんが、我が校の子ども達は、電車の中でどんな生活をしているのでしょう。奈良からは満員電車なので、読書どころではないのかもしれません。でも、帰りの駅のホームで、本を開いている子どもも、少ないようにも思います。

 約2年間、東大寺学園の高校生が一緒の車両にいました。彼らは常に、問題集をしたり、英語の小説を読んだり、コピーした英文を読んでいました。さすが、東大寺の学生は違うなあと感心して見ていました。他にも、大学の先生で、毎日、コピーした英文の論文を読んでいる人もいました。毎日やり続けているその集中力に、感心しました。

 さて、今、新しい学習を始めている人がいます。中学校の英語や数学の問題集を、かなり進めています。自分で学ぶ力を鍛えるためにも、4月に入学するまでに、習う前に進めてほしいと思います。また今は、いろいろな本が読める時期です。この前、岩波新書や大人向けの文庫本を読んでいる人が6年生にもいることに気が付きました。我が学年も、凄い人に育ってきていると感心して見ていました。さらに、図書館に籠って本を読んだり、古本屋で安く買って大量の本を読んだりしてほしいと思います。スポーツ選手を志している人も、日本人としての、社会人としての教養をきちんと持つために、読書する習慣と英語力は、必ず身につけてください。

 学校の図書室の前を通ると、休み時間に静かに本を読んでいる低学年がいます。子どもは、元気な方がいい、友だちとはしゃぎ回っている方が子どもらしいと、つい言ってしまう大人も多くいますが、本は読んでほしいと言いたいのです。外国人は静かに本を読んでいる人が本当に多くいます。今の日本の学生は、ゲームのし過ぎ、音楽の聞き過ぎ、おしゃべりのし過ぎ、漫画の見過ぎ、メールのし過ぎです。

 

■最後の研修会

 大きな研究会も、今週の学習で最後になります。子ども達はこれまでも、日頃見学に来られた先生方に、常に見られながらの学習も、多く体験してきました。わざわざ旅費を出して、時間をかけて、自分のクラスを自習にしてまでも、私たちの学習を見に来られます。見るだけの価値のある学習をしているのです。今回も800人ぐらいの先生方が来られる予定です。東京の附属小学校は、何となく文部科学省に近いところにあるので、新しい情報を知っているかもしれないと、人が集まるのですが、私たちのような、古都奈良の学校は、本当に学習に魅力がないと、人が集まりません。

 最後の研究会の学習、奈良女子大学附属小学校の最高学年の姿を、見学の先生方の示してもらいたいと思います。

 

  今週の予定      下校   

14 月  育友会        16:00

15 火                   16:00

16 水 準備                     16:00

17 木 研究発表会     16:00

18 金  研究発表会        16:00

19  土  休み 

20  日  休み 

21 月  8時から片づけ     16:00