未来ノート 平成17年 2月 7日(月)
未来ノートを、持っていますか。心の中にと言うのではなく、実際、自分が書き込んでいくノートです。これまで、六年間書き続けてきた日記帳、これは立派な未来ノートです。昔の日記を読み返してみると、きっと現在の自分が見えるはずです。
さて、卒業してから、何人の人が、日記を続けていくのでしょうか。これまで、日々の煩わしさである日記帳から解放されて、直ぐにやめてしまう人も多くいるのでしょう。親の中にも、低学年の頃には、「日記帳を毎日書くのは強制ですか」などと教師に訴えてきて、家庭の中のトラブルの根元のような日記帳を嫌っていた人もおられました。でも、私は、皆さんの日記帳を毎日見ながら、日記帳の本当の大切さを理解し、これまで書き続けられなかった日記を、書くようになってきました。
これからも日記を続ける人は、日々の事を綴りながら、明日のこと、一週間先のこと、そして、将来のことを考えられる人になると思います。日々を大切にする人のための「未来ノート」なのです。今日の一日の生活を振り返りながら、明日からのことを考えるのは、「目標と反省」のある、我が校の学習の基本がそこにあるのです。
未来ノートは、生きていく上で、自分の考えを持つことや、先への夢を持つのに、とても大切です。その時々に書き留めて、自分の現在の形を明らかにし、将来の生き方に光をあてるものにしていくのです。例えば、私なら、今日読んだ本と、それから考えたことや、さらにこれから読みたい本について、また、次に行きたい探検や旅行、日々のニュースを聞いて考えたこと、子ども達の暮らしを見て思ったこと等々、少しずつ記しておくと、明日からの生活が連続した人生になっていくように思えるのです。
日記帳と考えず、未来ノートと考え、人生を見通すためのノートを持ってください。書き方は、一日の最後に書くのではなく、時間の隙間に書いていくのです。一日、何回かに分けて書いていくと、案外続くものです。また、新聞の切り抜きや、雑誌や本からの文章の書き写しがあったり、自分の書いたレポートが貼り付けてあったりしてもいいのです。その時々、自分の頭から出てきたものを、見える形に記録しておくようにするのです。卒業してから6年後、「未来ノート」を持っているか、聞きますよ。
■卒業に向けて
卒業を前にして、子どもは先生離れをしています。子ども達の本当の自立の姿を、これから、一ヶ月見つめていきたいと思います。中学校は、全ての教科の学習を、違った先生に教わります。沢山の先生方に、学ぶのです。自立の出来ていない子どもなら、その場その場でごまかしながら、楽な方へ進み、結局は学習の積み上げが出来なくなります。また、悩みがあっても、体調が悪くても、全ての先生が理解しているわけではありません。自分自信で自分の管理ができないと困ることになるのです。教室の机の上やロッカーの整理が出来ていない人は、どうなっていくのでしょうか。これまでは、担任、そして親がカバーしていたのですが、大丈夫なのでしょうか。六年間の育ちの姿を、今、確立してください。
■育友会
13:40~14:20 参観学習
14:40~15:30 学年育友会
(集会室)
15:40~16:00 学級育友会
今週の予定 下校
7 月 16:00
8 火 16:00
9 水 16:00
10 木 16:00
11 金 休み
12 土 休み
13 日 休み
14 月 育友会 16:00