子どもにタッチ 平成16年10月 4日(月)

 

 個人面接をしていると、まだ、男の子の肩や背中に触れているお母さんがいます。六年生にもなって、いつまでも幼い時のように、スキンシップをしているのです。それを子どもが望んでいますか。私は、子どもが可哀想だなあと感じます。この行動は、過保護からしていると言うよりも、もしかしたら母から子どもが離れていくのが不安だから、そのような行動を、無意識にしているのかもしれません。大人がしっかりしないと、子どもの成長の邪魔をしますので、気を付けて下さい。

 かつて、一年生の頃、学校へ見に来られた時に、保護者が体操服への着替えや、プールの着替えを手伝っていました。また、後ろのロッカーへカバンを入れるのも、親が引き受けて入れていました。親は、着替えが遅いことで、先生の体育学習に支障をきたしたら申し訳ないとの考えで、子ども達の着替えを手伝っていたのですが、自分が来たときだけ触ったらいけないのです。毎回体育のある時に来るわけではなく、いつもは一人で着替えているのです。なぜ、そのようなことをしてしまうのでしょうか。先生の為という理由ですが、それが、子どもの為になっていないのです。同じような事が、家庭でもあるのではないでしょうか。

 遠足の付き添いに来られた時に、自分の近くにいるよその子どもを触り過ぎます。帽子や服装を直してあげたり、カバンを持ってあげたり、学習を手伝ってあげたり、頭や肩を触ったりします。それは、子どもの為なのでしょうか。もし、付き添いに来ていなかったら、子ども達は自分でしていたことです。危険な行動の注意、事故が起こったときの対応の為に来てもらっているのです。また、親も一緒に学びたい為にきているのです。学習は、子どもが育つ場なのです。育てるとは、自立の方向に導くことです。

 男の先生が六年生の女の子に、かわいいといって頭や肩を触ると、セクハラと言われます。母親が、学級の子どもといえども、我が子以外の男の子を触るのは、どうでしょうか。また、我が子は、母親に触って欲しいのでしょうか。もし、そんな男の子がいたら、それは問題です。これは、身体にタッチだけでなく、心にタッチも一緒なのです。うまく、親から自立していくように、タッチし過ぎないようにしたいものです。

 

■学校を休まない

 二上山の学級遠足の明くる日、全員が休まず登校しました。当たり前ですが、体力を付けてきました。月曜日の朝、全員が登校するようにして下さい。連休後、よく休ませる家庭があります。休日の生活を反省して下さい。東京しごと合宿では、毎日ハードな学習をしましたが、全員元気に三日間を過ごしました。子ども中心のきちんとした生活をしていると、子どもは、体調を崩しません。

■卒業油絵の制作

①キャンバス・額  5700円

②油絵の道具一式(油絵の具、パレット、油 壺、筆、筆洗器など) 4020円

 ①は全員が購入します。②は家庭にない人の購入希望者とします。

■三連休の生活

 勉強三昧でいきましょう。どうすれば続けられるか工夫を。

 

  今週の予定     下校   

 4 月 中等学校へ       15:00

 5 火 <毎日体操服>  16:30

 6 水                  16:30

 7 木                            16:30

 8 金                         16:30

 9 土  休み

10 日      休み

11 月  休み

12 火         16:30