親の集中力 平成16年9月21日(火)
東京合宿の時に、付き添いのお母さん達が見られたように、教師の集中力が、子どもの学びを高め、安全に静かに行動させていることを分かって頂けたと思います。私たち教師は、出来るだけペースを崩さず、子どもに向き合い、エネルギーを与え続けています。教師が、一瞬でも目を離すと、事故が起こり、学びの崩壊が始まります。どれだけ集中し続けるか、それが、子どもの集中力となります。例えば、東京合宿の部屋の生活は、4~5人の個室でした。私たちが何度、各部屋の見回りをしているかは、付き添いの保護者も知らないと思いますが、それぞれの教師が4~5回、二人が違う時刻に見回りしていましたので、合計8~10回ほどの教師の訪問が各部屋にあります。いくら子ども主体の学習といっても、程のまだよく分からない子どもがいます。大きな事件が起こる前の小さな指導が大切なのです。例えば、荷物を片づける、ベッドのシーツを伸ばす、靴を端に整理する、机の上のゴミを捨てる、日記を書く、早く寝なさいなどなど、やはり言われないとできません。大人の集中力で、何度も子どもの部屋に行き続けることが大切です。まあ、いいだろう、しんどいからもう寝るでは、子どもは安全に学習ができないのです。学びのペースを崩すのです。
学級の学習でも一緒です。調べ学習をしていても、自学をしていても、どれだけ見守り続けるか、エネルギーを送り続けるかが、大切だと思っています。立っているだけ、見守っているだけが必要なのです。毎日、朝の会、終わりの会で、集中力のこと、悔いのない学習のことを、言い続けています。また、子どもと共に汗を流す活動をして、苦労や喜びを共有します。学習で苦しんでいる子には、少しでもできるように頑張ろう、成績が伸びてきている子には、そのペースを崩さずにいこう、日記が書けていない子には学校でしっかり書こうと、寄り添い励ましながら応援しています。
家庭でも、親が、どれだけ子どもにエネルギーをかけているかが問われます。子どもは、子どもなりに、今、苦しい時期を過ごしています。いい関わりはどうあればいいのか、寄り添える方法はどうか、何をすれば子どものエネルギーを引き出せるのか、目標はどう持たせるのか等、親のビジョンが問われます。
■個人面接
個人面接は、三者面談をします。受験をしようと思っている人は、両クラス共通でしました算、国のテストを基に、今後の方向性を考えよう思っています。それぞれ、受験生は最後の追込みをしていると思います。大変ですね。
また、受験しない人は、校区の中学校へ行くことにしている人です。以前の私の学級にも、附属中学校に合格できるかもしれない子どもが、高等学校受験を頑張るということで、校区の中学校へ進みました。また、附属受験に落ちて校区へ進んだ人でも、国立大学や東京の私立大学へ進んだ人もいます。受験は落ちたら落ちたで、それも幸せです。また、頑張れます。難関校に通ったら通ったで、それはおめでとう。でも、しんどいですよ。
■個人面接
6年生の両クラスは、27日月曜日の午後からと、火、水と面接をし、30日の木曜日はお出かけします。
今週の予定 下校
20 月 休み
21 火 16:30
22 水 16:00
23 木 休み
24 金 16:30
25 土 休み
26 日 休み
27 月 個人面接