穏やかな生活 平成16年 9月13日(月)
受験をしようと考えている子ども達は、これから、最後の追込みをします。いろいろ環境が違う中で、平等に与えられているのが時間です。どのように使うかで、その人の三ヶ月が、二倍、三倍の価値を持ってきます。遅くまで学習をする人達も多くいます。疲れてきてイライラがたまり、大声を出したり、友達に意地悪をしたり、けんかをしたりと、生活が乱れてくる人もいます。穏やかな生活をしながら、頑張れるようにしたいものです。イライラしているようでは、本当の実力が出せません。
毎年、六年生の一部には、最後の追込みに、学校の生活を無視したような頑張らせ方をする保護者がいます。そのような子どもは、子ども社会の中で不幸せになります。なぜなら、子どもも社会的に成長しているのです。いわゆる難関校と言われる学校に通っても、社会ルールを守らないでいると、その子もそのようなルールを守らない大人に育ちます。親は、如何なる手段を使ってもと、つい思いがちですが、子どもの力相当の所に進学するのが、その子にとって一番幸せなのです。無理をし過ぎてはいけません。つま先立ちの背伸びは、安定が悪く、すぐにこけてしまいます。しっかり大地に足をつけて、自分を見つめて、最後の追込みをするのがいいと思います。
学校も、子ども達の心が安定するように、配慮します。どうするか、それは、基本的な生活を規則正しく進めることなのです。朝は「おはようございます」、食事の前に「いただきます」をしっかり言って、日記を書いて、係の活動に責任感を持たせることなのです。東京大学の石浦先生もおっしゃっておられましたが、規則正しい生活をすることが、学力を一番つける近道のようです。勉強時間を確保し、食事を規則正しくとり、寝る時刻を毎日守る方が、日々の学習が積み上がります。本当に、脳が集中して頑張れるのは、3時間ぐらいが限界のように感じています。休憩を上手にとりながら進めると、もう少しは頑張れると思います。子どもは、学校で学び、塾で学び、家でまだ勉強をします。それぞれに、違う大人が関わって、頑張れ頑張れと言っているのです。子どもは大変です。この中で、睡眠、食事、健康を見守るのは、家庭しかありません。しっかり、体調を整え、睡眠を取らせるようにして欲しいと思います。
■集団で学ぶ力
東京合宿に行ってから、並んだり集まったりするのが一段と上手になりました。集団で行動する力、学ぶ力を付けることができました。しごと合宿一日目は、夏休みの間、家庭で個別生活していたので、きちんと行動するということが出来ていませんでした。それが、二日目、三日目と、毎日の反省、教師からの指摘で、日々よくなっていきました。風呂、食事の世話、部屋の整理も、自分たちでしっかり出来るように育ててきました。係が責任を持つことが大切と、自覚してきました。日直の、WさんとK君が、学級のお昼の掃除を丁寧にし、机を並べ、黒板を掃除していました。午後から、気持ちいい学習が出来ました。一人一人の責任が、全体の生活を作るのです。
■エプロンの準備
一年生の給食のお世話に、エプロンを付けています。勿論、学級の給食もです。
今週の予定 下校
13 月 16:00
14 火 16:60
15 水 16:00
16 木 16:00
17 金 16:30
18 土 休み
19 日 休み
20 月 休み
(弁当日:月・木)